安部偲 (Shinobu Abe) 大学卒業後、演劇活動を経てフリーライターに。 映画やIT関連を中心に、雑誌、Webなどで執筆。2001年にキッチュを設立し、コンテンツの企画・製作・ 運営などを手がける。 現在、映画サイト「MOVIE Collection[ムビコレ]」やアイドルサイト「アイドルcheck!」などを運営中! →MOVIE Collection [ムビコレ] 主な著書 『映画監督になるということ』 『eビジネス用語早わかり事典 これだけは知っておきたい』 神田裕司 (Yuji Kanda) モード・フィルム株式会社(邦画の海外販売中心の企画製作会社)COO。「葛 飾エンタメの会」会長。ラジオパーソナリティ。「アクターズクリニック」特 別講師。子役として多くのCM、TVドラマ、大型ミュージカルの主演等を経験 後、高校生時代にPFFで演出作品で2年連続最年少入選を果たす。それを
大雑把に言うと2009年シーズンの地域リーグ(北信越リーグ)、その一年間を松本山雅FCAC長野パルセイロを中心に、その歴史的対立構造も含めて紹介したドキュメンタリー映画で、サッカーだからってわけじゃないけど上映時間はしっかり90分+アディショナルタイムの97分、サッカー好きなら精神的に集中できるベストな時間だなあと。 映画の細かいテクニックとか話の割り方、持っていき方みたいなのに関しては、正直ああ、こここうすればいいのに、ってところがたくさんあるけれど、今の日本でこの映画を作ろうと考えた人がいて、その人が手応え感じられる、掘り下げられるぞと思えるチームやサポーターがいたってことに、嬉しさを感じる。多分10年前、5年前でも無理だったろうな。 そう、この映画の素晴らしいところは「この映画が作れるだけのバックボーンが日本にもできた」と、観賞したコアなサッカーフリークにわかってもらえるってことだ。
<クラシコ>今年で日本プロサッカーリーグは設立から19年目を迎えた。トップリーグの下にJ2リーグ、その下にJFL(日本フットボールリーグ)があり、Jリーグを目指すチームも年々増加している。さらに、JFLの下には全国を9つのブロックに分けた「地域リーグ」という社会人リーグがある。この映画は北信越リーグに所属するAC長野パルセイロと松本山雅FC(昨年まで所属)に密着したドキュンメンタリーだ。初めてメガホンを取った樋本淳監督は、サッカーを通して明治時代の廃藩置県以来の「因縁」を描く。 廃藩置県以来のライバル意識 タイトルの「クラシコ」はスペイン語で「伝統」という意味で、スペインのサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードとFCバルセロナの試合のことを指す。この試合の熱狂ぶりは、スペイン国内ではワールドカップを凌駕するといわれている。 AC長野パルセイロと松本山雅FCの「クラシコ」
(ヨコハマ・フットボール映画祭上映作品) 本作は、日本のサッカー・地域リーグ北信越ブロックでしのぎを削り、なおかつ、同じ長野県を本拠地とするAC長野パルセイロ(以下、長野)と松本山雅FC(以下、松本)の対決、いわゆる“信州ダービー”を描いたドキュメンタリーだ。この2チームは常に地域リーグの上部組織「日本フットボールリーグ(JFL)」への昇格を目指し、常に激しく熱く対立してきた。それはサッカーだけのライバル関係にとどまらず、明治初期の廃藩置県にまで遡り、県庁所在地等を巡る長い因縁の歴史の所以でもあるという。 ただ映画では、サッカー選手や試合そのものの対決を中心に捉えているのではない。長野と松本、それぞれのチームを熱烈に愛するサポーターの物語だ。3月12日の劇場公開を前に、2月19日のヨコハマ・フットボール映画祭(YFFF)で先行上映され好評を博した。今回、YFFFの機会を利用して、本作の樋本
サッカー、地域リーグ“信州ダービー”の1年間を追ったドキュメンタリー映画『クラシコ』の新着情報をお知らせするページです 「クラシコ」の樋本淳監督より、メッセージを頂きました。 東日本大震災により被災された方々、およびそのご家族に、心よりお見舞い申し上げます。 私たちは、サッカーの「地域リーグ」というカテゴリーに興味を持ち、2009年の初めから一年間、撮影を行ないました。そして、撮影後の膨大な素材から見えてきたものは、当初は予想しなかった素晴らしい世界でした。 地域社会において、「地元のサッカーチーム」というものを象徴として、自らが育った街、自らが青春を過ごした街、大切な家族が生活する街を愛して、そこに自分のプライドを重ねる。だからこそ、小さな子供も、若者も、おじさんも、おばさんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、大切な試合にはスタジアムに駆けつける。そして、お父さんと息子が同じ色のユニフォ
(ヨコハマ・フットボール映画祭上映作品) “クラシコ”と聞くと皆さんは真っ先に何を思い浮かべるだろうか。クラシコ=因縁の対決。多くのサッカーファンであれば、スペインの名門チーム同士のレアル・マドリードとFCバルセロナの対戦を真っ先に思い浮かべるかもしれない。かくいう筆者もその1人だ。しかし、本作で取り上げられるのは、日本のサッカー・地域リーグ北信越ブロックでしのぎを削り、なおかつ、同じ長野県を本拠地とするACパルセイロ長野と松本山雅FCの対決、いわゆる“信州ダービー”だ。 日本のサッカーリーグは、プロリーグである「Jリーグ(J1、J2)」を頂点とし、その下にアマチュアの全国リーグ「JFL(日本フットボールリーグ)」があり、さらにその下に「地域リーグ」がある。多くのチームがJリーグ入りを目指し、ACパルセイロ長野も松本山雅FCも例外ではないが、まずそのための直近の目標として、すぐ上のリーグで
いよいよ今週土曜日に迫った、「ヨコハマ・フットボール映画祭2011」。 この映画祭のお楽しみのひとつが、多彩なトークイベント。 オープニングの「アイ・コンタクト」では、タレントの松原渓さんと、ろう者女子サッカー日本代表チームの御園選手との「サッカーガールズトークショー」、インドネシアのサッカー映画「ロミオとジュリエット」では、その監督が舞台にたってインドネシアサッカーを語ります。 YFFFイベントスケジュール http://yokohamafootballfilmfestival.org/films.html そして、「ルドand クルシ」の上映後には、本映画祭の審査委員長で、しかも南アフリカにサポーター村企画で一般参加までしていたくらいのサッカー好き、さらには「サッカーの敵」をはじめとする海外のサッカー本の翻訳書もある柳下毅一郎さんと、サッカーライターの宇都宮徹壱さんとの対談も行わ
どうも流れがよろしくない。 7日以降、いくつかオファーしていた取材の調整がうまくいかず、待機状態。 結果論ではあるが、ヴェルディの高知キャンプ取材は可能だった。 どんなことがあったのか、大変気になる。 じりじりしながら過ごしていたところ、映画『クラシコ』試写会の案内を頂戴し、これ幸いと観に行った。 信州ダービーの歴史的な背景、サッカーと生きる人々の営みは興味深く、そして尊く。 松本山雅FCのサポーターが、特別なチャントを響かせながら行進する長回しのカットがある。 カメラを前に語っている彼らと、ああしている彼らは全然別の生きものだ。 凛とした表情、身にまとう空気感。 なんて気高く、まっすぐなんだろう。 樋本淳監督は長編ドキュメンタリー初挑戦だそうで、作品自体はやや稚拙な部分を残す。 構成、つなぎが良くないと感じる点がいくつかあった。 ぐっと引き込まれたり、すっと放されたり、安定しない。 が、
沖縄にきている。 東京ヴェルディのキャンプ取材だ。 1月29日から2月9日まで、那覇市近くの西原町民陸上競技場を拠点に、新シーズンに向けて準備を進めている。 日々、ホテルと練習場の往復。 ほかは食事で外に出る程度で、夜は本を読み、ラジオを聴きながら眠りに落ちる(radikoのエリアフリー、万歳!)。 じつに規則正しい生活を送り、東京に帰ってもこの調子でいけば真人間になれると思うのだが、三日もしないうちに元通りになるのが常だ。 今回も期待するだけ無駄だろう。 長期滞在ゆえ、ホテルは吟味に吟味を重ねた。 当初は見込み違いだったかとがっかりしたのだが、だんだん快適に過ごせるようになってきている。 ビジネスホテルでは、往々にしてコンセント不足に困る。 ところが、狭いシングルルームに差し込み口が7つ。 いかにも多すぎる。タップを持参する必要がなかった。 チームの宿舎が思いのほか近く、一度だけ練習場以
日本初!「地域リーグ」を追ったサッカードキュメンタリー映画が、2011年3月12日に東京(池袋シネマ・ロサ、吉祥寺バウスシアター)で劇場公開を迎えます。 今、サッカーファンの間で密かなブームとして語られる「地域リーグ」。その中で最も激戦と言われる「北信越リーグ」の "信州ダービー" を取り上げた本作は、長野と松本による"因縁の対決(=クラシコ)"と、その選手たちを支えるサポーターたちの熱き闘いの日々を、一年間に渡って記録したドキュメンタリーです。ここでは、サッカーというスポーツを通して、地域に生きる老若男女が郷土愛に目覚め、自らの文化に誇りを持つことで活性化し、生き生きとした姿がリアルに映し出されてゆきます。ナレーションはTV番組やグラビアでもお馴染み、最近はドラマや映画、舞台などで、女優としても活躍中の安めぐみ。また、国内外のロックシーンで人気急上昇中のOGRE YOU ASSHOLEが
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