そうですね、まずNEW ROOTSを説明しますと、元々ジャマイカでサウンドシステムを運営していた、ジャー・シャカがイギリスに移住して、そのままイギリスでサウンドシステムを運営し続けた事がすべての始まりに成ります。 70年代に入り、音楽的には(ワンドロップ・ステッパー)などのレゲエの元となるドラムのビートが生まれて行き、そのビートに乗せる歌詞としてラスタファリズムのメッセージを唄った物がレゲエの中でも「ルーツミュージック」として確立されました。 当時のジャマイカのサウンドシステムでは、ルーツ色の強いDeeJayがラバダブを繰り広げていたのですが、それらのスタイルも時が経つに飽きられ、80年代に入った頃には、下ネタ(スラックネス)を唄うDeejayやラガマフィン(不良スタイル)を売り物にするアーティストが出現して、ダンスホールシーンを席巻していたのですよね。 しかし、すでにイギリスに渡っていた
*Beats21に載った私(藤田正)の記事「懲りないレゲエ・シンガーのゲイ差別:シズラ、ブジュ・バントンらの歌詞を巡って」について、『ボーン・フィ・デッド』の訳や『パトワ単語帖』などの著作で知られる森本幸代さんに寄稿してもらった。レゲエ・ミュージックだけではなくジャマイカのジェンダーの問題にも造詣が深い森本さんが、ダンスホールの歌詞、そしてその背景をどうとらえているのだろうか。(藤田正) 藤田さん、こんにちは。 先日藤田さんが書かれていた、ダンスホールのゲイ・バッシングに関する記事の感想ですが、これは本当に微妙な問題です。まず海外の人権団体が、何を求めているのか。これがわたしにはまだよくわかりません。そのアーティストに(1)「ホモフォビアな歌を歌うな」と言っているのか、(2)「ゲイを殺せ!と歌うのはやめろ」と言っているのか、(3)「ジャマイカのホモフォビア自体を非難している」のか。これは同
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