誰もが肌感覚で知っていることですが,データで最近の状況を可視化してみましょう。大学ごとの定員充足率は10月2日の記事で明らかにしたのですが,これを入試偏差値とリンクさせるわけです。 各大学の定員充足率は,読売新聞教育取材班の『大学の実力2015』に載っている,学生数と定員数のデータから計算しました。私が非常勤で教えているK林大学の場合,前者は4361人,後者は4310人ですから,定員充足率は101.2%となります。この値が100を下回る場合,定員割れの事態を意味します。 http://www.chuko.co.jp/tanko/2014/09/004656.html 入試偏差値のほうは,学研教育出版社の『大学受験案内2015』の数値を使いました。この資料には各大学の学部・学科ごとの偏差値が掲載されていますが,定員充足率が大学単位のものなので,学部別の偏差値を均しました。K林大学でいうと,医