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6.ロシア地上軍戦闘兵器は消滅へ 前述のように、ロシア国内には、地上戦闘を戦える部隊がいないことが判明した。 ほほ全力をウクライナに投入しているのである。 その戦力が、破壊され尽くされたとき、ロシア国内の武装勢力の侵攻を受ければ、ロシアの防衛は不可能になる。特に首都モスクワの防衛、国境周辺の地域は守れない。 国内に保安局の治安部隊は残存しているが、これはあくまでテロやデモを鎮圧、あるいは暗殺するための部隊である。 武装兵力の侵攻を受ければ、撃退することはできないのだ。 ロシアは、これから国内を守る地上部隊がなくなるまで、一か八かでウクライナで消耗し続けるのだろうか。 現在のロシア地上軍の戦いぶりと防御ラインの準備を見ていると、戦力を消耗して敗北するまで、そして国境線に押し出されるまで戦うつもりのようだ。 ロシアのトップが現実を見て、ロシアの国家存続のために国内を守る部隊が必要であることが分
本や雑誌の特集、テレビ番組でも根強い人気がある世界遺産。海外旅行を計画する際は、世界遺産を目的にする方も多いのではないでしょうか? 2023年1月現在、世界遺産は文化遺産900件、自然遺産218件、複合遺産39件を含む1157件が登録されています(日本はそのうちの文化遺産20件、自然遺産5件)。この連載では観光から一歩踏みこんで、泊まることができる世界遺産を紹介します。宿泊することで、さらに世界遺産を肌で感じることができると思います。 取材・文=杉江真理子 取材協力=春燈社 1000年以上続く巡礼の終着地 スペイン北部ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラは、日本語で「星の野原のサンティアゴ」という意味です。サンティアゴは聖ヤコブを指すスペイン語。新約聖書に登場するイエス・キリストの12使徒のひとりである聖ヤコブは、紀元44年パレスチナで斬首され、使徒で最初の殉教者となりました。その
現在、ネットフリックスで配信されている『すべては神のために:裏切られた信仰』は、カルト宗教の闇を暴いたドキュメンタリーシリーズで、韓国でいま話題をさらっている。 このシリーズの第1弾は、10年ほど前にも話題になっていた「キリスト教福音宣教会(通称JMS)」である。 JMSは1978年に創立され、80年代から大学生を中心に広がっていった。 1980年代から90年代まで、軍事政権下の韓国では学生デモなどが活発で、キャンパス内には学生デモを鎮圧するための催涙弾と警察に対抗する火炎ビンが飛び交っていた。 憂鬱な時代の中で行き場をなくした大学生を、キリスト教という宗教のもとに集わせ、文化的なイベントをたくさん開いて彼らの心をつかみ取ったのだ。 実は、今でも大学生のサークルに紛れ込み、大学生を勧誘しているという。 JMSを率いるチョン・ミョンソクは、1945年生まれで小学校を出てから山で修行し、40代
米国人がキリスト教から離れ始めているからである。米社会でいったい何が起きているのか。 全米にはいま約38万の教会があるといわれているが、米東部コネチカット州にあるハートフォード宗教研究所は、「今後20年で30%の教会が存続できなくなる可能性がある」という報告結果を発表した。 米国では過去何世紀もの間、教会は宗教活動の場であるだけでなく、地域社会の中心であり、新しい人と出会う場所でもあった。 将来の伴侶と出会うことも多かったし、そこで結婚式を挙げ、子供に宗教の重要性を教えもした。 ただ、今そうした伝統的な価値観が揺らぎ始めている。 教会の衰退はすでに数字に表れている。 首都ワシントンにあるピュー研究所の調査によると、2020年、自身をキリスト教徒と認める米国人は64%でしかなくなっていた。 それに対し、米国人の30%がいま「無宗教」であると回答している。 1972年にはキリスト教と答えた人は
エジプト人の友人からたしなめられた。私が、エルサレムがユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの一神教の聖地であることから、一神教の融和の可能性も秘めていると発言した際の反論だ。 確かに、この数カ月のエルサレム、イスラエルを巡る情勢には懸念が大きい。 イスラエル史上、最も排外主義的と見られる新しい連立のネタニヤフ政権が誕生した。ネタニヤフ氏のリクードが連立相手として選んだのは、パレスチナ人追放などを主張する極右政党や宗教政党だ。 アラブ人(パレスチナ人)の政党も連立与党として参画していた前政権とは大きく違う。 その新政権のベングビール国家治安相が、エルサレム旧市街にあるイスラム教徒にとっての聖地(後述する「神殿の丘」)に足を踏み入れるという「事件」をおかした。エルサレムでは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のお互いの聖地を尊重することがルールである。 ベングビール氏は、かつて人種差別の扇動で
「どうしようもないくらい誰かに話を聞いてもらいたい。その様子は、まるで傷を負っているようです。瀕死の重傷といってもいいくらいです」 大聖堂と広大な敷地は競技場に匹敵する大きさで、週末ごとに2万人以上が集まり、カトリックの聖地としてアメリカ屈指の訪問者数を誇ります。訪問者は世界中――北アメリカ、ラテン・アメリカ、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、カリブ海諸国――からやって来ます。 たとえばワシントンD.C.にある「無原罪の御宿りの聖母教会」や、ニューヨーク州のセント・パトリック大聖堂も世界中から大勢訪れますが、ほとんどが観光客です。 それとは異なり、サン・ファン・デル・バレ聖母大聖堂を目指す人たちは祈りに来ています。もっと端的に言うと、話を聞いてもらいに来ているのです。 「話したい人」は苦しんでいる 私が大聖堂を訪れた日、あらゆる年齢、民族、国籍の人たちが胸の重荷を下ろそうと列をつくっていました
サン・ファン・デル・バレ聖母大聖堂には、何千人もの人が押し寄せる。人々は告解という形で話を聞いてもらいに来ているのだ。「この世界では、聞くことが危機におちいっているのだと思うようになった」と教会の神父は言う。(JBpress) ※本稿は『LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる』(ケイト・マーフィ著、篠田真貴子監訳、松丸さとみ訳、日経BP)より一部抜粋・再編集したものです。 告解を求める人たちが急増した教会の不思議 国境の町テキサス州サン・フアンにあるサン・ファン・デル・バレ聖母大聖堂を特徴付けるのは、何千人と続く教会への人の流れです。 キャンドルを灯し、おそなえ物をするためにやって来た人々もいますが、いちばん長い行列は告解室へと続くもので、まるで空港の保安検査場へ向かう行列のように、きれいなS字になっています。 司祭たちは6つある告解室を常にローテーションで担当し、3時間シフトを
(JBpress) かつてカナダにあった先住民寄宿舎学校で、悲惨な虐待、殺害があった。BBCが生存者にインタビューし、明らかになった先住民寄宿舎学校の実態を動画で報じている。 カナダで先住民同化政策の寄宿学校跡地から未成年215人の遺体が発見された問題を受け、国内外で批判が広がっている。5月27日に遺体が発見されたのは、西部ブリティッシュコロンビア州カムループスの先住民寄宿学校の跡地。遺体の中には3歳児も含まれていた。 カナダでは19世紀から20世紀にかけ、政府とキリスト教の教会団体が先住民寄宿学校を運営し、同化政策を行っていた。カナダ政府は2008年に正式に、この同化政策について先住民に謝罪している。 一方、こうした学校を数多く運営していたキリスト教カトリック教会は、直接の謝罪をしていない。 そうした中でローマ教皇フランシスコ1世は6月6日、遺体発見に心を痛めていると発言。カナダの政治家
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