ロシア政府の高官は、8月から9月にかけて、ロシア軍がウクライナ東部で1000平方キロメートル近くの地域を掌握したと主張しました。一方、ウクライナ側はロシアへの越境攻撃で、およそ1300平方キロメートルの地域を掌握したとしており、双方が進軍を主張し合い、激しい戦闘が続いているものとみられます。 ロシアの前の国防相で、現在は安全保障会議書記を務めるショイグ氏は、10日に放送された国営テレビとのインタビューで、8月から9月にかけてロシア軍はウクライナ東部で1000平方キロメートル近くの地域を掌握したと主張しました。これは、東京23区の面積のおよそ1.5倍にあたります。 そのうえで、ショイグ書記は進軍のスピードがさらに速まっているとしています。 これに対して、ロシアのクルスク州に越境攻撃をしているウクライナ側は、8月下旬の時点で、およそ1300平方キロメートルの地域を掌握したとしています。 双方が