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ブックマーク / ameblo.jp/kyupin (8)

  • 『精神科医の年齢によるベンゾジアゼピン処方の温度差』

    ベンゾジアゼピンは抗不安薬や睡眠薬として処方されてきた歴史がある。年配の精神科医はベンゾジアゼピンの処方経験の多さと副作用で困った経験が稀なためか、ベンゾジアゼピン処方に対し若い精神科医より抵抗がない。 ここで言う若い精神科医とは40歳代以下くらいであろうか? 近年は不安障害に対し、安易にベンゾジアゼピンは処方しない方針で治療が行われることが多い。ベンゾジアゼピンではなく、SSRIが主流になっているからである。 このブログでは、不安障害に対してベンゾジアゼピンを全面的に否定しないポジションで記載している。僕があまりベンゾジアゼピンを不安障害に使いたくないのは、次第に処方錠数が多くなりかねないという気持ち的な部分が大きい。処方はシンプルな方が良い。また全面的に否定しない別の理由として、日人はSSRIを副作用的に服薬できない人が少なからずいることも関係している。 また、SSRIは服用し続けて

    『精神科医の年齢によるベンゾジアゼピン処方の温度差』
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    quick_past 2023/11/15
    老人の不眠対策でデパスを気軽に出す内科医が一番こあい
  • 『精神科病院の新型コロナクラスターの話』

    精神科病院で新型コロナ感染者が出ると、精神科疾患の特性により病棟内でクラスターになりやすい。 その疾患特性とは感染予防のルールが理解できない、十分に守れないなどが挙げられる。例えばマスクを正しく付けられないとかマスクをすぐに外してしまうなどである。また、精神科病棟内のゾーニングが難しいこともある。4人部屋を感染症だけの患者さんにまとめても、すぐに出てきてしまうなどである。精神科病院での新型コロナ流行時の難しさは以下のTwitterなどにも詳しい。 感染症、感染防御専門のEARLさんのtweet 精神病院のコロナ対策がいかに困難か一度介入に入ってみたら分かりますよ。人員の少なさ、患者の特殊性等、通常の医療機関での感染対策は通用しない世界です。現場を知らない方はずいぶんと気楽ですね https://t.co/WYTGOEwmpF — EARLのコロナツイート (@EARL_COVID19_tw

    『精神科病院の新型コロナクラスターの話』
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    quick_past 2023/02/05
    よくわかんないけど、入院設備のある病院の話かな。。
  • 『統合失調症は果たして軽症化しているのかという議論』

    過去ログで統合失調症は次第に軽症化している話に触れている。しかしながら、30年くらい前の精神病院の様子を知らない若い世代の精神科医は、果たして軽症化しているのかよくわからないのではないかと思う。 実際、統合失調症が軽症化しているのか?というアンケートを取ると、むしろ重くなっているという精神科医もいる。 なぜそのように意見がわかれるのか、僕は良くわかるのよね。 一応整理しておくと、軽症化しているという理由としてよく早期の介入などを挙げる精神科医もいるが、実はその部分はさほど大きくはないと考えている(私見)。 だいたい、統合失調症の軽症化は抗精神病薬が発見される以前から始まっているからである(つまりコントミン以前)。 その後、新規抗精神病薬が発売されて以降、副作用の軽減とともに極端に重く見える人が減少してきたのも事実である。なぜなら古典的抗精神病薬の錐体外路症状などが統合失調症という精神疾患の

    『統合失調症は果たして軽症化しているのかという議論』
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    quick_past 2017/11/08
    "一方、操作的診断法がとられるようになったことや、広汎性発達障害の相対的な増加から、ノイズのような中核的ではない人たちが増えてきたことで重篤化した人やかなり軽く見える人も増えている。"
  • 『ハロマンスとコーヒー』

    ある時、統合失調症の患者さんが絞扼性イレウスを起こし救急病院に入院した。 その際、緊急手術が必要になり、腸管を1mだったか2mだったか忘れたが切除している。とにかく、急性の重大な危機は乗り越えたのである。 一般に抗精神病薬は麻痺性イレウスとの関係が深いが、絞扼性イレウスは腹腔内の器質性由来のものから来ることが多いので、あまり関係がない。 彼女も、潜在的にそのようなリスクがあることなど、全然わからなかったのである。 彼女は若くはないものの、高齢とはいえない年代で、古いタイプの抗精神病薬を使っていた。セレネースとハロマンス(ネオペリドール)である。自宅で問題なく生活できているので、これをリスクを取ってまで変更する意義はほとんどない。(実際に精神科業界でも、そう推奨されている) ハロマンスとセレネースであれば、ハロマンスに統一すればよいと思うかもしれない。ところが量的にそうもいかなかったのである

    『ハロマンスとコーヒー』
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    quick_past 2017/09/24
    "コーヒーの中のカフェインは抗精神病薬の副作用を緩和する作用を持つからである"/どっち??=>https://goo.gl/HwPtae
  • 『他科の医師に精神科の薬の意見を聴くこと』

    患者さんが精神科に受診し薬を処方され、思ったほど病状が改善せず、他科の医師に相談することがある。その時、たいていの医師は無難な意見を言うことが多い。例えば、 ○自分は専門ではないので、よくわからないので主治医に聴いたらどうでしょう? などである。他科の医師でも処方するような薬、例えばマイスリーやベルソムラなどは個人的な印象を言う人もいる。これも処方したことがあるわけで、無難な意見の範囲である。 ところが、最近聴いた話で、現代社会でこんなことがあるの?というものがあった。 その年配の女性患者さんはうつ状態で精神科に受診したところ、最初にレクサプロが処方されたらしい。これはレクサプロはSSRIの中でもやわらかい効果を持つ薬なので、高齢者向けの処方である。一般にSSRIは認知に影響を及ばさないので概ね適切な処方と言える。 ところが、思うように効果が出なかったらしい。そこで、かかりつけの整形外科の

    『他科の医師に精神科の薬の意見を聴くこと』
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    quick_past 2017/07/17
    "精神科はスティグマが問題になることがあるが、同じカテゴリーの専門家にこのようなスティグマがあるようでは、精神科が理解されるのにはまだまだ時間がかかりそうである。"
  • トレドミン(ミルナシプラン)|kyupinの日記 気が向けば更新

    kyupinさんのブログテーマ、「トレドミン(ミルナシプラン)」の記事一覧ページです。

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    quick_past 2017/07/12
    "これだけ薬物治療がうまくいかないと、普通は主治医に失望すると思う。というより、あまりのうまくいかなさぶりに怒ってもおかしくはない"/そんな元気があったらSSRIなんて試してないと思う。患者が怒れるはずがない
  • サインバルタ(デュロキセチン)|kyupinの日記 気が向けば更新

    kyupinさんのブログテーマ、「サインバルタ(デュロキセチン)」の記事一覧ページです。

    サインバルタ(デュロキセチン)|kyupinの日記 気が向けば更新
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    quick_past 2017/07/12
    "SSRIは不安に効果が高く、SSRIだけでうつ状態を治療すると、時に意欲、集中力などが上がって来ず低空飛行になりかねないことも説明できる。"
  • 『リーマスが効いても双極性障害ではない話』

    リーマスは日では躁うつ病の躁状態や躁病に適応が認められているが、単に「うつ病」とか「うつ状態」で処方した場合、レセプトで減点になる。 リーマスは、エビデンス的には躁うつ病のうつ状態に有効だが適応はないのである。 また、てんかんに禁忌なため、躁うつ病にも適応があるラミクタールやテグレトールなど一部の抗てんかん薬しか併用できない。(レセプト上) また、日では妊婦には禁忌とされている(過去ログ参照)。 また、何らかの身体的な変化による血中濃度の急上昇をきたしやすいため、増量中は特に綿密な血中濃度の測定が推奨されている。これは治療域と中毒域が接近していることによる。 このように、リーマスは処方するに当たり色々うるさい薬なのである。 今回は、リーマスが使われているからといって、その患者さんが双極性障害とは限らないことについて。 リーマスは気分安定化作用を持つため、併用することで、病状がかなり穏や

    『リーマスが効いても双極性障害ではない話』
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    quick_past 2017/07/12
    "広汎性発達障害はもちろんのこと、ニセモノの双極2型もたぶん器質性疾患なので、リーマスは時に器質性疾患に有効"/血中濃度にうるさいのは安心して使うのに不安があるなあ
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