11月の米大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領の顧問らは、国防費を対国内総生産(GDP)比3%に引き上げるよう北大西洋条約機構(NATO)加盟国に求める案を示している。GDP比3%は加盟国が合意している目標を大幅に上回る水準で、トランプ氏がホワイトハウスに復帰した場合、さらに緊張が高まる可能性を示唆している。 この件が公になっていないとして匿名を条件に話した複数の関係者によると、NATO加盟国に対して現行のGDP比2%目標を上回る水準を求める案は、米ウィスコンシン州ミルウォーキーで先週開催された共和党全国大会での議論で浮上した。多くのNATO加盟国は最近、同目標を達成したばかりだ。 関係者によれば、目標引き上げは今のところ単なる案にとどまっており、トランプ陣営の正式な政策方針にはなっていない。トランプ氏は従来からNATO加盟国の防衛費が十分でないとの不満を示しており、2014年に定め
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