アップルの新製品からアイドルグループAKB48に至るまで、日本の若い男性の興味の対象は多様化しているが、ある点では一致しているようだ。それは「実生活でのセックスへの関心のなさ」である。 厚生労働省研究班が12日公表した性生活に関する調査結果は、この現実を浮き彫りにしている。2010年9月に実施したこの調査によると、16~19歳の男性の36%が、セックスに「関心がない」または「嫌悪感がある」と答えている。08年の前回調査結果より19%近く増加した。 女性はセックスに対してそれ以上に消極的だ。16~19歳でセックスに「関心がない」または「嫌悪感がある」と答えた女性は実に59%。08年より12%ほど増えた。少子高齢化と人口減少に頭を悩ませる日本に追い打ちをかけるような数字だ。 とはいえ、調査結果をうのみにするのはいかがなものか。若者は成長につれて変化するものだ。今回の調査では、ひとつだけとはいえ