「バックライトマスタードライブ」に第2世代OLED、ディスプレイの進化は止まらない:麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」(1/5 ページ) 4000nitsという輝度を達成したソニーの「バックライトマスタードライブ」。その登場は今年のCESでも非常に印象的なニュースであり、同技術で映像表現の可能性が飛躍的に拡がったとAV評論家の麻倉怜士氏は指摘する。それに追随するかのように有機EL(OLED)でも焼き付きや暗部ノイズへの対策によって劇的な進化を遂げた「第2世代OLED」が登場し、次世代の高級テレビ開発に弾みをつけた。ディスプレイに関する技術革新はとどまることを知らない。 ――CESレビューの後編はバックライトマスタードライブ技術からです。スゴい技術とのことですが、一体何がどうスゴいのでしょうか? 麻倉氏:バックライトマスタードライブは今回のソニーの目玉展示です。その凄さは4000nitsという数字