これまでコンピューターを支えてきた既存のSRAMやDRAM、NANDフラッシュメモリーは、製造プロセスの微細化や高層化が行き詰まり、さらなる発展のためには大幅な技術革新が不可避だ。一方で、新メモリーは本格的な実用化の段階にある。MRAMとReRAMが先行し、それをFeRAMが追うが、NANDとFeRAMが融合して最先端に躍り出る可能性も出てきた。 メモリー技術は、コンピューターの演算性能を大きく左右する非常に重要な役割を果たしている。今、そうしたメモリー技術が大きな変革期を迎えている。 これまでのメモリー技術開発は、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic RAM)といった、以前からある揮発性メモリーと、早い時期に市場が立ち上がったNANDフラッシュメモリー技術に、新技術による不揮発性メモリーが挑戦するといった格好だった。今もその構図は続
