昨日は「十二人の怒れる男」という昔の映画をみた。今日(13日)は「カッコーの巣の上で」という昔の映画をみた。「十二人」は民間から集められた陪審員の男たち(時代柄、全員白人男性という偏り振りだが)がマジメに殺人罪に問われた容疑者の有罪無罪を話し合うという内容であり、一方、「カッコー」は精神病院に入院した前科のある主人公が病院の権威的な秩序をふざけて撹乱するという話である。 「十二人」は一週間裁判を聞き続けて容疑者の有罪無罪を判定するという任務を与えられた人々であり、いわばその資格があると公的に認められた人たちである。言い換えれば、是非善悪の識別がつく、自分たちが何を話し合っているのか自覚できると認められた人々である。しかし、映画ではもはや裁判を聞くのに疲れ切っていて、推定無罪の原則を忘れてさっさと話を終わらせたい人ばかりになっているというスタートになっている。そして冗談ばかり言い合い、そこに
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