「DX銘柄2023」の1社であるダイキン工業は、新入社員をDX(デジタルトランスフォーメーション)人材に育て上げることに心血を注いでいる。対象の社員には、2年間通常業務を受け持たせず、AI(人工知能)の基礎知識や活用法を勉強させるほどの徹底ぶりだ。 人材育成を担うのは、ダイキン工業の企業内大学「ダイキン情報技術大学」。2017年12月に設立し、2018年4月には新入社員100人を受け入れた。2023年4月時点で累計390人の卒業生を送り出している。 これほど大規模な新人教育に踏み切った背景には、危機意識があった。ダイキン情報技術大学設立当初、空調の組み込みシステムや基幹システムを担当する人材はいたものの、情報系の技術者は全従業員の1%ほど。「DX人材の争奪戦は激しく、中途採用も難しい」と、ダイキン工業の下津直武テクノロジー・イノベーションセンターデータ活用推進グループ主任技師は当時を振り返
さて、この話にケリをつけておこう。 togetter.com 管理職になると「マジで仕事やる気ない人」のマネジメントってすごく大変って気づくよね。 自分と同じように他人も「仕事にやる気があって」「成長したいと考えている」という前提が大間違いなのだ…多くの人は「仕事にやる気がないし」「できるだけ仕事しないでお金をもらうか」しか考えてないのだ→ 仕事の仕組みから言えば、やる気の有無でアウトプットが変わるようなワークフローは作らないほうがいい。やらなきゃいけないこと、だけで仕事を構成すれば、やる気の有無にかかわらず「しょうがねえな」という気持ちだけで仕事は進む。 その中で、やる気のある人が、しょうがない仕事をかき集めパフォーマンスを出してくれたら評価すればいいという話にしたほうがいい。 あくまでもベースラインを、やる気に依存しない形にすること。 この状況下でも、部下のやる気はあったほうが全体のパ
「こういう言い方をしたらいけないのかもしれないが、結局は生まれつきですよ。できる人に機会を与えれば、自分でできるようになる。できない人にいくら懇切丁寧に教えても、できる人にはならないね」 この身も蓋もない発言を聞いたのは、筆者が駈け出しの頃だったから、もう20年以上も前だ。情報システムの開発を成功させるにはどうすればよいか、色々な方を取材していたとき、「開発で一度も失敗したことがない人がいる」と紹介され、その人に会ったところ、こう言われてしまった。 そもそも、失敗しないその人との話はあまり弾まなかった。「なぜ失敗しないのですか」と聞くと相手は「うーん。失敗したことがないからなあ」と首をひねった。「あなたのように失敗しない部下をどう育てますか」と問うと、冒頭の答えが返ってきた。 当時のことを思い起こしてみると、筆者の取材能力に問題があり、相手から話をうまく聞き出せなかった。その人が不親切であ
英語の公用語化や外国人社員の採用など、日本企業のグローバル化に向けた動きが顕著になり始めた。先進国の成長は頭打ちとなり、新興国が台頭するという大きな変化を迎え、もはやこれまでの経営スタイルでは勝ち残れない。そんな危機感が日本企業の間に募る。 そこで日経ビジネスオンラインでは、グローバル企業で活躍する2人の日本人経営者による対談を企画した。日本GEの藤森義明社長兼CEO(最高経営責任者)と、日本マクドナルドの原田泳幸会長兼社長兼CEOである。グローバル企業においてトップと認められた2人の経験には、日本企業経営者がこれからを考えるヒントがあると考えたからだ。 今回が初顔合わせとなる2人だが、互いの考え方や取り組みに共鳴する部分も多く、対談は大いに盛り上がった。その内容を1月4日と5日の2回に分けて紹介する。前編では「リーダー」をテーマに語り合ってもらった。 (司会=前・日経ビジネスオンライン副
吉川良三(よしかわ・りょうぞう)氏 1940年生まれ。64年日立製作所に入社後、ソフトウエア開発を担当し、CAD/CAMに関する論文を多数発表した。日本鋼管(現JFEホールディングス)を経て、94年に韓国サムスン電子に入社。常務としてデジタル技術を活用した設計・開発の業務革新を担当した。帰国後、2004年より東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員として、日本と海外の製造業を比較研究している。 主な著書に『危機の経営~サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーション』(講談社、畑村洋太郎氏との共著)。(写真:中村 宏) ―― サムスン電子の役員として約10年間働いた経験をお持ちです。成長が続くサムスンの人材育成にはどのような特徴があるのでしょうか。 吉川 実はサムスンの人材育成は、日本企業に学んだ社員教育の手法が基盤になっています。サムスングループの創業者であるイ・ビ
今年で4年目になりますが、旭化成アミダス社の新入社員研修で「ソフトウェアエンジニアの心得」教育を行ってきました。今日は、土曜日でしたが、研修は行われています(新入社員研修中は、代わりに水曜日が休みだそうです)。その際に、頂いたのがこの書籍です。私の研修は、昨年の研修スケジュールの中でコース名が掲載されています(85頁)。 本書には、旭化成アミダス社で行っているFIT-Career制度を中心として、研修制度や実際に働いている人たちの経験が紹介されています。 http://www.amidas.co.jp/sinsotu/it/ FIT-Career制度では、原則5年間の雇用契約なのですが、その理由は、次のように述べられています(146頁)。 5年間という区切りを設けたことは、旭化成で採用した多くの若手社員を見てきた三崎社長が、「社会人になった最初の5年間をどう過ごすかで、後々のキャリアが決ま
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