●為替変動率より株価変動率が大きいのが普通で、為替リスクを過度に気にする必要はない。 ●その上で米国株の為替リスクを抑えたい場合、為替ヘッジが有効。 ●個人投資家が手軽に使えるのはFXだが、利益の税区分が株式と異なり税金面での損益通算ができず、金利差に応じてヘッジコストがかさむ点に注意。 ●代替となるヘッジ手段が、円高恩恵銘柄を保有することによる「為替ヘッジ」。 ●円高恩恵銘柄でリスク低減を図る「為替ヘッジ」を行う場合、個別企業の業績リスク、為替変動が利益につながらなくなるビジネスモデルリスクなどに注意が必要。 1ドル150円ほどまで円安が進んだ昨今、米国株を今買ってよいか分からないという声をよく聞きます。確かに仮に今が円安の頂点だとするなら、いずれドルを円に戻す時に円高に振れていれば資産が目減りしてしまいます。ドル/円のチャートを見ても数年前からは桁違いの高水準なので、「高値つかみ」の不