『神国日本に特需の神風、暗雲も「技術の雲」も一掃か』という題名を見て「別のサイトの記事が間違ってITproに載ったのではないか」と心配した読者がおられるかもしれない。本文冒頭ではあるが、題名について補足する。 「特需」とは、既存の基幹情報システムの見直しによってSE(システムズエンジニア)が足りなくなっている状況を指す。「技術の雲」とはクラウドコンピューティングである。 諸事情で取材をしない状態が続いていたが、事情が少し変わり5月に入って久しぶりに取材らしきことができた。以前から抱えていた宿題をようやく進めて「できました」とか、「1年半前に相談した案件を進めてよいでしょうか」と報告に行ったためで正式な取材ではない。 それでも旧知のIT企業経営者や業界通にお目にかかると、本題の前後に雑談をすることになる。久しぶりに人と話ができて実に楽しかったと書きたいが、数人と続けて雑談するうちに何とも複雑