巧妙な手口に騙され、搾取される弱者たち、いわば「カモられている」人々を救うため、世界的な天才経済学者が持ち前の経済理論でペテン師たちを倒していく――。そんなストーリーを味わえる漫画が『カモのネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義』(集英社グランドジャンプで連載中)です。 新型マルチ商法やシニア向けビジネス、地方創生など、さまざまな分野でカモろうとする悪者を、経済学者の加茂洋平が懲らしめるストーリー。この作品は、『LIAR GAME』の作者である甲斐谷忍さんと、『クロサギ』『正直不動産』の原案を担当した夏原武さんが組んで作ったもの。ヒットメーカー二人は、なぜ経済を題材に漫画を作ったのか。そして、私たちがカモられない秘訣とは。直接聞いてみました。 (C)甲斐谷忍プロダクツ・夏原武/集英社 経済学を社会に活かすストーリーを作りたい ――ヒット作の多いお二人ですが、なぜタッグを組むことになった