米国で仕事に戻りたくない人が続出。日本にも波及か?:“いま”が分かるビジネス塾(1/3 ページ) 米国ではコロナ危機からの景気回復が進んでいるが、一方で多くの人が仕事に戻りたがらないという現象が発生している。コロナをきっかけに仕事のリスクや自身の生き方について考え直す人が増えており、この動きは日本にも波及する可能性がある。 求人に応募する人が少ないという異常事態 日本より先行してワクチン接種が進んだ米国では、すでに経済がコロナ前の水準を超えるなど順調な回復ぶりを見せている。景気拡大に伴って求人も増加しており、本来であれば、就業者数が大きく増えるはずだった。ところが9月の雇用統計では、雇用者数の増加が前月比でわずか19万4000人にとどまるなど、雇用の伸び悩みに直面している(事前の予想は50万人増だった)。 米国は日本と異なり、雇用の流動性が高いので、コロナ危機のような事態が発生すると多くの