印刷 日本犬初の警察犬となった「二葉」と、飼い主の久戸瀬さん=岡山市中区、藤原写す 岡山県警の警察犬試験で19日、柴(しば)犬の「二葉(ふたば)」(メス・5歳)が合格した。県警によると、日本犬としては全国初の警察犬の誕生だ。8月に委嘱式があり、約1年間、行方不明者の捜索などにあたる。 二葉は、体長50センチ、体重11キロ。2009年、10年の審査会に続いて挑戦した。過去2回は、「待て」の指示にじっとしていられなかったり、高跳びで障害物に頭をぶつけたりと、ミスを連発して涙をのんだ。 その後、飼い主の久戸瀬(くどせ)邦子さん(41)=岡山市中区=と、毎日高さ80センチの板を跳び越えるなど訓練を重ね、先月8日の審査会にみたび挑戦。体臭のついた布を頼りに、林の中からひとを捜し出す「捜索部門」では、制限時間(10分以内)よりもずっと短い5分30秒で捜索を終え、成長の跡を見せた。委嘱後は道に迷っ