TBSホールディングスは2月8日、2024年3月期第3四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。 グループ会社のTBSラジオは、イベント収入は増収となったものの、広告収入がタイム・スポットともに減収となり、3億2,200万円減収の59億6,800万円(前年同期比5.1%減)、営業利益は2億6,500万円減益の3,500万円(同88.3%減)となった。
民放ラジオ局と博報堂DYメディアパートナーズが2017年1月末、番組配信サービス「ラジオクラウド」を立ち上げた。ラジオで放送した番組の一部をスマホアプリで再配信する仕組みで、サーバー負荷の高さなどから撤退の動きも出ているPodcastの後継サービスと言える。 ビジネスの文脈から見た同サービスの最大の特徴は、リスナーの好みに応じて広告の流し分けが可能であること。リスナーが番組の再生ボタンを押すと、アプリがブラウザーの閲覧履歴などを参照し、お酒好きならウイスキーのCM、おしゃれ好きならアパレルのCMなどと、それぞれのリスナーにあった広告を流す。ネット時代には誰でも体験したことのあるいわゆるターゲティング型広告に過ぎないが、番組と広告をパッケージとして放送・配信するラジオ業界ではこれまで実現が難しかった。 今回、音声コンテンツでもターゲティング型広告が有効であることが実証できれば、将来的にはラジ
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