タマアジサイ(玉紫陽花[3]、学名: Hydrangea involucrata)は、アジサイ科[注釈 1]アジサイ属の1種の落葉低木。つぼみが球形であることから名付けられた[4]。 分布[編集] 日本の東北地方南部(福島県)、関東地方、岐阜県までの中部地方、伊豆諸島、四国、九州、トカラ列島に分布する[4][5][6]。 山地の谷間や沢沿い[6]、やや湿った林縁、道路法面などに自生する。 形態[編集] 落葉広葉樹の低木で、高さ約1 - 2メートル (m) 程度になる[3]。葉や幹など全体に短毛が生えており、ざらつく[5][4]。樹皮は灰白色から茶褐色で、成長するに従って薄く剥がれる[3]。 葉に葉柄があり、枝に対生し、葉は長さ10 – 21センチメートル (cm) の楕円形で先がとがる[4]。葉縁は細かい鋸歯があり、葉の表面、裏面とも短い毛が生え[6]、触るとざらつく。 花期は8 - 9月