多くの人が日常的にお世話になっているグーグルのサービスの代表であるGoogleマップ。その機能の多くは、ここ日本で開発されている。だが、あまりにも日常になりすぎて、今どんなところが進化しているのか、ちょっとわかりづらい。 そこで2回に分けて、Googleマップの新機能とその方向性について、開発者のインタビューをお届けする。お話いただいたのは、グーグル・シニア エンジニアリング マネージャーの後藤正徳さんと、ソフトウエアエンジニアの平澤恭治さんだ。 Android版UIの変化から今後のGoogleマップが見える 現在のGoogleマップでもっとも力を入れ、大きな変化となっているのがUI、特にAndroid版でのUIだ。今年の2月より「Swipe Up」と呼ばれる操作体系が導入された。これは、現在の場所の近くにどのようなスポットがあるか、ここから自宅やオフィスに移動するならどのくらいの時間がか