東電福島第一原発事故前に東電社内でやりとりされていた電子メールを集めた捜査報告書を、法務省が2021年10月28日付で開示した[1]。東電から提出されたハードディスク(HD)から、メールデータ61通分を復元し、文書にしたものだ。2008年から2011年にかけて、東電内部で津波のリスクについてどのように認識していたか、そして外部の専門家に根回ししたり、他の電力会社に圧力をかけたりして、津波対策の遅れが露見しないよう工作していた状況がわかる。事故の原因を解明するための第一級の資料だ。そして、これらのメールを東電は政府や国会事故調には提出しておらず、さらに検察の初期の捜査でも利用されておらず、強制起訴された後の2017年になって指定弁護士によって発掘されたらしいことも示している。 デジタルフォレンジックで指定弁護士が発掘 開示された文書は、「捜査報告書(メールデータの抽出印字について)」2017
9月2日に自殺した兵庫県川西市の県立高校2年の男子生徒(17)がいじめを受けていた問題で、男子生徒の自宅のパソコンの記録の大半が消去されていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は今後、消去されたデータの復元を進める。また県警は自殺の経緯を調べるため、男子生徒と同じクラスの生徒全員だけでなく、担任教諭らからも任意で事情を聴く方針。 捜査関係者によると、男子生徒が自殺した経緯を把握するため、県警はすでにいじめへの関与を認めた3人を含め、男子生徒と同じクラスの生徒約40人から事情を聴いた。ただ、現時点では暴行や傷害、脅迫など刑事事件として立件できるような内容は把握していないという。県警は今後、担任教諭ら高校側関係者からも任意で事情を聴き、事件性の有無について慎重に調べる。 一方、自殺した男子生徒の携帯電話のメール履歴だけでなく、自宅にあった男子生徒のパソコンの記録もほとんど消去
HDDのコストパフォーマンスは良好だが…… AV家電やPCで大容量記憶装置といえば、まず思い浮かぶのがHDD。PCにおいて最近主流となりつつある接続方式「SATA II」は、転送速度が最大3Gbpsと高速なうえ、500Gバイト超の大容量製品が1万円台から入手できる。コストパフォーマンスだけで判断すれば、HDDのポジションは当面揺るがないだろう。 しかし、HDDにも短所はある。回転機構を備えるため、衝撃や振動に弱いこと。大容量化/高速化した反面、発熱量が増えて放熱対策が必須になったこと。小型軽量化が大命題のノートPCでは、2.5インチモデルで100グラム前後あるHDDの存在が、設計の自由度を引き下げている節も否めない。 ランダムアクセスが速く、消費電力が少ない「SSD」 そのような背景から、近頃では“シリコンディスク”こと「Solid State Disk」(SSD)が注目されている。フラッ
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