NTTデータが、次世代の「モデル指向開発技術」への取り組みを強化する。 同社は、専門チームを設置するとともに、この分野での先進的な技術を持つ独ikv++社(アイケイブイ・プラスプラス)と協業、同社のモデル管理機能を提供する基盤ソフトウェア「medini」を中核としたモデル指向開発ツール群を整備する。また、同社が新たに設立する日本法人に出資し、国内の技術サポート体制を整える。 「モデル指向開発技術」は、ソフトウェア開発の方法論で、システム開発の設計を記述する際、その表現を人間が読み書きする「文書」ではなく、コンピュータ側が解釈することが可能な「モデル」を採用する。 現在、一般に、システム開発のプロジェクトでは、作業工程ごとに要求定義、設計書などの開発成果物を作成し、それらを詳細化していく手続きを段階的に進めることで開発作業を実行しているわけだが、これらの開発成果物は文書で表現されることが多く