公共の場に放置されたUSBメモリを不用意に拾って自分の端末に差し込み、中の文書を開いたりリンクをクリックしたりしてしまう人が、特に若い世代で予想外に多い実態が、IT業界団体のCompTIAが米主要都市で実施した社会実験で浮き彫りになった。 CompTIAの発表によると、この実験ではシカゴ、クリーブランド、サンフランシスコ、首都ワシントンの4都市で、人通りの多い公共の場所にUSBメモリ200個を放置した。その結果、5個に1個の割合で放置されたUSBメモリを誰かが拾って端末に挿入。テキストファイルを開いたり、内容不明のリンクをクリックしたり、記載されていた電子メールアドレスにメールを送ったりしていた。 正体不明のUSBメモリを使えば自分の端末や会社の端末、およびそうした端末に保存されている情報が危険にさらされかねないとCompTIAは解説し、「こうした行動は一見無害に思えるが、それぞれサイバー