各種センサー端末から家電、インフラ機器まで、あらゆるモノに通信機能を組み込んでネットワーク化する、いわゆる“モノのインターネット”は、この地球に張り巡らされるエレクトロニクスの神経網だ。そこで捉えた膨大な情報から価値のある情報を抽出すれば、人類にとってさまざまな課題を解決する有力な手段になるだろう。 IPアドレスの枯渇問題が深刻化したのはそれほど昔のことではない。しかし今ではもう、IP(インターネットプロトコル)の次世代版「IPv6」が普及しつつある。これにより、インターネットのアドレス空間は「事実上無限大」と言えるほどに拡大する。無数の機器にIPアドレスを割り当て、それらの機器同士がM2M(Machine to Machine)通信で直接データをやりとりする「モノのインターネット(IoT:Internet of Things)」の世界が実現に近づく。 そして今、モノのインターネットの課題
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