薄型テレビは“プレミアム家電”になれるのか?:本田雅一のIFA GPCリポート(1/2 ページ) IFAを主催するメッセベルリンとgfuが開催する「Global Press Conference」。今年のテーマの1つとして、テレビが4K2Kに向かうトレンドについてリポートしたが、もう1つの”軸”として、主催側および講演を担当したアナリスト、企業のマーケティング責任者などから出されていたのが、”プレミアム製品”という軸だ。 gfuの諮問委員会・会長ハンス=ジョアシム・カンプ氏は、いまだに家電業界にとってテレビが重要な商材であり、テレビ産業の立て直しが重要だと指摘。テレビの価格下落トレンドは、あまりにも急峻(きゅうしゅん)すぎると指摘した。カンプ氏の指摘はもっともなことで、これまで何度も”致し方ないこと”として許容されてきた。 例えば2007年、欧州におけるテレビの平均単価は789ユーロだった