世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、台湾プロ野球がいち早く開幕する。今季初戦予定だった11日の楽天-中信兄弟(桃園)は雨天中止となったが、今日12日の2カードで仕切り直す。世界のプロ野球リーグで最も早く開幕にこぎ着けた中華職業棒球大連盟(CPBL)を、日刊スポーツが直撃。感染症の脅威にさらされるなか、開幕できる理由に迫った。また、すでに3月17日に開幕した2軍や台湾の現状を、元阪神で中信兄弟の林威助2軍監督(41)に聞いた。【取材・構成=酒井俊作】 【写真】特製マスクを装着する楽天モンキーズのチアガールズ ◇ ◇ ◇ 台湾プロ野球では2軍公式戦が1軍に先行する形で3月17日に始まっている。中信兄弟の林威助2軍監督は12試合で8勝2敗2分けと開幕ダッシュしたが何より選手の体調に気を配る。 「毎朝、球場に入る前に選手は体温を測る。グラウンドでかみたばこを吐かないよう、禁止してい