ソフトウェア・ベンダーや社会党の議員らが反対していたフランスの新著作権法が8月4日に施行された。フランスのネット・ユーザーは今後、著作権つきの音楽ファイルを不正にダウンロードすると、禁固刑を科されるおそれがある。 また、Apple Computerなど、音楽ダウンロードの制限を目的にDRM(デジタル権利管理)技術を開発、使用する企業は、相互運用が可能な技術の開発を目指す競合他社に、自社システムの詳細情報を提供しなければならなくなる可能性がある。 ソフトウェアの権利保護を推進する業界団体であるBSA(Business Software Alliance)は、「新著作権法は、コンテンツの著作権の保護を目的としているが、実際には、コピー・プロテクトの取り組みを損なうものだ」と指摘する。 BSAでは、同法がコピー・プロテクト・ソフトウェアのメーカーに対し、セキュリティ技術に関する情報開示を義務づけ