ファジアーノ岡山によると、今季J2の20クラブのうち、練習場を使用できない日があったのはファジアーノだけ。徳島ヴォルティスなど16クラブは、グラウンドを優先的に自由に使用できる。他団体などと調整すれば、おおむね自由に使えるのがサガン鳥栖、FC岐阜、ロアッソ熊本の3クラブ。クラブハウスがないのはファジアーノなど8クラブだ。 隣県の広島では行政の力強い後押しがある。J1サンフレッチェ広島の練習場は、安芸高田市が「地域の活性化につながる」として1998年度に民有地を取得、造成して天然芝2面、人工芝1面のグラウンド、管理棟(クラブハウス)などのある吉田サッカー公園(18・5ヘクタール)を設けた。整備費約25億円。 今季からJ2に初参戦するガイナーレ鳥取も、ホームタウンの鳥取市を中心に練習環境などを整える動きが進む。同市がガイナーレを「新たな地域資源」と位置づけ、練習場やクラブハウスの整備計画を策定