[2011年02月16日(水)] 【Jリーグ】岡崎慎司移籍問題。清水エスパルスが強行に反発した理由 望月文夫●文 text by Mochizuki Fumio 木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo 日本代表エースストライカー岡崎慎司の、ドイツ・ブンデスリーガ、シュツットガルトへの移籍に“待った”がかかった。 岡崎は1月のアジア杯優勝を手土産に大会後はドイツへ直行。現地時間の1月30日に入団会見を済ませ、早速2月12日のリーグ戦(vsニュルンベルク)での先発が濃厚と見られていた。ところが、試合直前に発表された出場メンバーには、先発どころかベンチにも名前がなかった。 理由はこれまで6年間プレイした清水エスパルスから、今回の移籍を承認する『国際移籍証明書(ITC)』がドイツサッカー協会に届いていなかったため。証明書がなければ選手登録ができず、もちろん試合出場は不可能だ。