夏の電力不足に備え、社員の就業時間を早める「社内サマータイム(夏時間)」を導入する企業が出てきた。 始業と終業の時刻を1時間程度早めることで、夜間の電力消費を抑え、電力需要のピークを分散させる試みだ。 退社時間が1時間早くなったサラリーマンやOLらの「アフター4」は、消費不況に苦しむ流通・外食業界などに新たなビジネスチャンスをもたらす期待もある。 居酒屋チェーンを運営するコロワイドは19日から、系列の「北海道」が関東地方で展開する40店舗で、夕刻の開店を1時間早い午後4時に繰り上げた。 8月31日までは、午後4時〜6時に来店した客に対し、お酒の一部を半額にする。例えば、従来は619円の生ビール(中ジョッキ)は309円で、「帰宅するには早すぎる」という会社員らの取り込みを目指す。 語学学校のGABAは7月をめどに、仕事帰りの会社員らを当て込んだ「夏の短期集中プラン」を始める。 百貨店業界も、