印刷 名古屋刑務所(愛知県みよし市)で受刑者の身体検査の際、集団で全裸にさせるのは人権侵害だとして、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」が改善を求めていた問題で、同刑務所が10月から全裸での検査を中止したとアムネスティに回答した。 アムネスティの発表によると、回答は12日付で有村正広所長名の文書。「パンツを着用させて身体検査を実施する方法に変更した」とし、理由について「被収容者の羞恥(しゅうち)心に対する配慮を総合的に勘案し、検討した」と回答した。 受刑者は工場に出入りする際、全裸にさせられ、順番に刑務官から身体検査を受けていた。このため、アムネスティが5月に改善を求めた。同刑務所は「昨年末ごろから検討していた。今は秩序が保たれているので、大きな事故が起こらない見通しがついた」と説明している。 関連リンク「集団で全裸検査は人権侵害」名古屋刑務所に改善要望(6/20)