広島赤十字・原爆病院。建て替え計画に伴い、被爆者の臓器標本の取り扱いに頭を痛めている=広島市中区千田町1丁目 【後藤洋平】広島赤十字・原爆病院(広島市中区)が、保存する被爆者の臓器標本の扱いに頭を痛めている。建て替え計画に伴い保存場所が狭くなるうえ、ホルマリン漬けの標本は長年経つと研究に使えなくなるからだ。「被爆者が生きた証し」として大切に保存してきたが、将来の「廃棄」も現実味を帯びてきた。 同病院解剖棟の2、3階には、計約300平方メートルのスペースにバケツ型の保存容器が整然と並ぶ。ホルマリン漬けの臓器標本などは約20万点。うち被爆者の標本は2万8275点にのぼる。 病院は57年前から、死因がはっきりしない患者や手術で摘出した臓器標本をすべて保存。被爆者の標本はがんの研究などに生かしてきたが、金岡峰夫事務部長は「人類史上初の核兵器の被害者が生きた証しを捨てるという発想がなかった」と
劣悪な労働条件で働かせる「ブラック企業」が社会問題化する中、これから社会に出ていく高校生や大学生が、残業代未払いやパワーハラスメントなどのトラブルに立ち向かえるように、高校や労働組合が労働法を教えている。 「社員数の割に募集人数が多い求人には気を付けてください」。6月、東京・新宿の「東京新卒応援ハローワーク」で、高校生や大学生の保護者ら約50人が担当の細田誠さんの話に熱心に耳を傾けていた。 若者の就職活動の状況を説明するセミナーだったが、細田さんは「親の関心が高い」とみて、ブラック企業の見分け方などを説明し、労働基準法など労働関係法令を解説したリーフレットも配った。 細田さんは「相談に来た若い人に労働法の話をすると、『もっと早く知っておけばよかった』という声が出る。身を守るために必要な知識で、保護者にも知ってほしい」と話す。 神奈川県立田奈高校(横浜市)では、「総合学習」の時間を活用し進路
JFAハウスに面する片側一車線の道路には、約20人のサポーターが集結していた。この日、40を数えるJクラブの社長が一堂に会するJ1・J2合同実行委員会が東京・文京区のJFAハウスで行われた。議題が、来シーズン以降のJ1の開催方式などについてであることを知ったサポーター達が抗議のために集まっていた。実行委員会を終えた各クラブの社長たちが帰路につく午後5時前になると、新たな開催方式としてリーグ側から提示されている「2ステージ制」に反対する横断幕をいっせいに掲げた。 横浜F・マリノスがJリーグから消える? 負債6億円超 「世界基準からかけ離れた2ステージ制へ そこに日本サッカーの未来はあるの?」 「大切なのは金かFOOTBALLか」 「歴史に傷つけるふざけた策に徹底してNO!」 そのほとんどが、実は浦和レッズのサポーターだった。中野区在住の大学生(22)はサポーター歴10年目。ツイッターを通じて
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