中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」を、松江市教育委員会が市内の小・中学校の図書室で子どもが自由に読むことができなくするよう学校側に求めていた問題で、要請は事務局が決定し、教育委員を交えた会議には報告されていなかったことが分かりました。 教育委員会は22日に開かれる会議で制限を続けるか協議することにしています。 漫画「はだしのゲン」は、去年12月亡くなった被爆者で漫画家の中沢啓治さんが、原爆の被害を受けた広島で力強く生きていく少年の姿を描いた作品です。 この「はだしのゲン」について松江市教育委員会は去年12月、一部に過激な描写があるとして、子どもが図書室などで自由に読むことができなくなる「閉架」の措置を小・中学校に要請していました。 この要請は口頭で行われていましたが、教育委員会の事務局が決定し、5人の教育委員が出席して毎月行われている定例の会議には報告されていなかったことが教育委員会への取