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2017年9月22日のブックマーク (5件)

  • 「どうせ俺は負け組だから」 教育、格差是正のはずが…:朝日新聞デジタル

    「どうせ、俺は負け組だから」 その男子(17)のいつもの口癖だ。 母子家庭で育児放棄され、東京都小平市にある児童養護施設「二葉むさしが丘学園」に入所。唯一の居場所だったはずの高校でもうまくいかず、中退した。 「彼は自分が『カースト制度の一番下』だと思っている。友だちもみんな同じところにいて、『上』に行けるなんて全く思っていない」。職員の鈴木章浩さん(49)はそう話す。 この男子だけではない。困難な環境で育った子どもたちにとって、社会は身分制度のようなピラミッド構造だと鈴木さんは言う。 教育は、格差の固定化を防ぐ役割を期待されてきた。日国憲法でも「能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利」が保障されている。だが、鈴木さんは、入所する子どもの傾向が近年変わってきたと感じる。 「自分の未来に希望がもてず、無気力。やりたいことや夢も持てない」。進学や進路の話をするだけで、顔を背ける。スタートライン

    「どうせ俺は負け組だから」 教育、格差是正のはずが…:朝日新聞デジタル
    rajendra
    rajendra 2017/09/22
    "入所する子どもの傾向が近年変わってきたと感じる。「自分の未来に希望がもてず、無気力。やりたいことや夢も持てない」。進学や進路の話をするだけで、顔を背ける。"
  • ロヒンギャを襲う21世紀最悪の虐殺(後編)

    <「ミャンマー政府は全土からロヒンギャを追放しようとしている」――祖国を追われたロヒンギャたちの孤独な闘いが続く>(誌2017年3月28日号掲載の特集記事より転載) (前編はこちら) 「無国籍難民」がハードルに 少数民族の反乱の怖さを知るミャンマー政府は、ラカイン州全土が反政府になることを恐れている。ロヒンギャがラカイン族にとって脅威だとあおり対立構造をつくり出し、彼らにロヒンギャを襲わせている。アブールカラム(日在住のロヒンギャ難民)によれば、ラカイン州でロヒンギャを虐殺する者の多くは恐怖心を植え付けられたラカイン族で、大半が仏教徒だ。 「ロヒンギャを悪玉に仕立て上げるというのは言い得て妙だ」と、ミャンマーに詳しいジャーナリストの田辺寿夫は言う。「中央政府は、ラカイン族やラカイン州に住む仏教徒に対して決まってこう言って脅威をあおる。『ロヒンギャはムスリムだ。一夫多だ。放っておけば、

    ロヒンギャを襲う21世紀最悪の虐殺(後編)
    rajendra
    rajendra 2017/09/22
    "ロヒンギャも民主化のために闘っている。敵は同じ軍政なのになぜ共闘できないのか――。田辺は幾度となく迫ったが、彼らは決まってこう答えた。「ロヒンギャはミャンマー人ではない」"
  • ロヒンギャを襲う21世紀最悪の虐殺(前編)

    <祖国ミャンマーでやまない民族浄化、そこから逃れた異国でも続く「無国籍難民」の知られざる苦悩>(誌2017年3月28日号掲載の特集記事より転載) ホロコースト――言わずと知れた第二次大戦中のドイツ・ナチス政権による国家的・組織的なユダヤ民族の迫害と殺戮のことだ。だが、国家的・組織的な民族迫害は過去の歴史ではない。今もアジア、それも民主化したはずのミャンマー(ビルマ)で起きている。この国で続く悲劇は現代のホロコーストと言える。 その犠牲者はロヒンギャ。ミャンマー南西部のラカイン州を主な居住地とするイスラム系少数民族だ。国民の95%を仏教徒が占めるミャンマーにおいて宗教的少数派だが、古くからこの地に暮らす。にもかかわらず、軍事政権が「ミャンマー人」を定義した82年の国籍法によって無国籍状態に置かれ続けている。 その結果、政府や軍による暴行や強奪、殺戮の対象となり、祖国を脱出する人々が後を絶た

    ロヒンギャを襲う21世紀最悪の虐殺(前編)
    rajendra
    rajendra 2017/09/22
    "11歳のある少女は、家に押し入った4人の兵士が父親を殺害した後、代わる代わる母親を強姦するのを目の当たりにした。その後、母親だけを残した家に火が放たれたという。"
  • 電通社長、異例の出廷へ 審理する簡裁裁判官は元書記官:朝日新聞デジタル

    新入社員だった高橋まつりさん(当時24)の過労自殺をきっかけに捜査が進められた広告大手・電通の違法残業事件の初公判が22日午前11時から東京簡裁で開かれる。法人としての同社が労働基準法違反の罪に問われており、山敏博社長(59)が法人の代表として出廷し、起訴内容を認めるとみられる。違法残業の刑事責任が問われる裁判で、大企業のトップが法廷に立つのは異例だ。 今回、公開の裁判を開く必要がないとした検察の判断を覆し、電通側の出廷を求めたのは、東京簡裁の裁判官だった。実は、簡裁裁判官は裁判官とは別の資格で、司法試験合格者とは限らない。どんな人たちが違法残業事件を裁くのか。 簡裁は全国に438カ所あり、交通事故や万引き、痴漢など比較的軽微な事件を審理している。主に罰金刑以下だが、懲役3年以下の刑も言い渡すことができる。審理を担う簡裁裁判官は司法試験に合格した「裁判官」とは別の資格だ。各地の地裁所長や

    電通社長、異例の出廷へ 審理する簡裁裁判官は元書記官:朝日新聞デジタル
    rajendra
    rajendra 2017/09/22
    "審理を担う簡裁裁判官は司法試験に合格した「裁判官」とは別の資格だ。各地の地裁所長や地検検事正らでつくる委員会の推薦を受け、筆記や面接試験に合格した元書記官や、定年退職した裁判官が就く。"
  • 元夫と4歳の娘、面会交流初日に無理心中 謝り続けた母:朝日新聞デジタル

    兵庫県伊丹市で今年4月、離婚後に離れて暮らす親子が会う「面会交流」の最中に、4歳の女児が亡くなった。父親が無理心中を図ったとみられている。面会交流を求める親も増えている一方、裁判に発展するケースもある。安心して会えるようにと支援する動きが広がっている。 マンションの一室で松侑莉(ゆうり)ちゃん(4)と父親(40)が死亡しているのが見つかったのは4月23日。月1回と決めた面会交流の初日だった。首をつった父親の下に、首を絞められたとみられる侑莉ちゃんが倒れていた。 物に当たり、ささいなことで朝まで説教を続けたという父親。精神的に追い詰められた母親(39)は昨秋、離婚して一人娘を引き取った。面会交流は養育費をめぐる審判の場で月1回と合意した。母親は顔を合わせないようにするため、父親の実家に侑莉ちゃんを預け、その後、父親が遊びに連れ出すことになった。 事件が起きた日、父親と侑莉ちゃんは買い物や映

    元夫と4歳の娘、面会交流初日に無理心中 謝り続けた母:朝日新聞デジタル
    rajendra
    rajendra 2017/09/22
    "月1回と決めた面会交流の初日だった。首をつった父親の下に、首を絞められたとみられる侑莉ちゃんが倒れていた。"