コラム 【鷲津正美コラム】人種差別問題の根深さを痛感 Tweet 2012年07月18日11:13 Category:コラム 鷲津正美 2011年10月のQPR戦でDFアントン・ファーディナンドに対する人種差別発言の容疑で訴訟沙汰になっていたチェルシー主将ジョン・テリーが、無罪を勝ち取った。 5日間にわたる裁判では、テリーが意図的に暴言を吐いたのかどうかが論点となった。テリーは発言自体を認めながらも、ファーディナンドの言葉に対して言い返しただけだと主張。テリーが人種差別主義者でないとする証拠も提出された。結果、100%黒ではないテリーを有罪には出来ないとして原告側の主張は退けられたのである。 ところが、今回の訴訟によって新たな騒動が持ち上がった。11日の裁判でチームメイトのピンチを救おうと「テリーは人種差別主義者でない」と証言したアシュリー・コールに対し、アントンの兄リオ・ファーディナンド