先週、宮城谷昌光の『三国志読本』をめぐって、ツイッターでもろもろの意見が飛び交いました。ひろおさんから始まり、僕が食いついたことで広まった話の様子は、ひろおさんの方でまとめられております。 http://3guozhi.jp/l/tn.html その中で、議論が飛び火したきっかけが以下のツイートでした。 「これはなかなか怖いことなのです。読者はみな『三国演義』こそが『三国志』だと思っていますから。逆に私の書くほうが嘘だと思われるかもしれない。連載が始まったころは、三国志ファンをすべて敵にまわすのではないか、という恐怖感さえ抱いたほどです」(宮城谷昌光『三国志読本』)— にゃも (@AkaNisin) June 13, 2014 これに対して、三国志ファンが正史と演義の区別を知らないかのような認識は古いとの批判が起こり、また一方では演義の再評価をする声も挙がりました。いずれもその通りだと思い
2014-02-11 「人生の意味は、どんなにすごい魔法を使っても知ることはできない。だからこそ、人生は素晴らしいんだ。」 「パーフェクト・フレンド」読んだ。野崎まど作品は他にも読みたい。 初の野崎まど作品。この本を最初に選んだ理由はもちろん表紙。 これ一度も世界をループさせずに「ループもの」と同じ境地にたった主人公を描いた物語として興味深い。ループものは、繰り返しあるいは情報過多によって、人生の一回性・固有性・絶対性が薄れていき、目の前の現実や存在が、取替え可能なものに感じてしまう感覚を表現するためのツールとして長い間活用されてきた。「人生のネタバレ」という言葉もこのあたりからの流れだと思われる。実際の私達は、ル―プすることはできない。それでも、情報を受け取りすぎたり、いろんな人の情報を持って自分の選択の過程から結末をシミュレーションしてしまうことができてしまう。いろんなことに、やる
1 ピクシーボブ(静岡県) 2012/08/31(金) 20:41:56.44 ID:0buPFA5e0 ?PLT(12000) ポイント特典 新トップスター・凰稀かなめを中心とする新生宙組のお披露目公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」(小池修一郎脚本・演出)が31日、兵庫県の宝塚塚大劇場で開幕した。原作は累計1500万部を誇る田中芳樹さんの大ベストセラーSF小説。遥か未来の銀河系を舞台に、「銀河帝国」VS「自由惑星連合」の終わりのない宇宙戦争を描く1本立て大作である。 圧倒的なカリスマ性と美貌を持つ「銀河帝国」の名将ラインハルト・フォン・ローエングラム(凰稀)を主人公に、宝塚版独自のヒロインを配し、CGグラフィックなどの映像を駆使して、個性豊かなキャラクターたちが躍動する人間ドラマに仕立てた。 宝塚大劇場公演は10月8日まで。東京宝塚劇場公演は10月19日〜11月18日。 http
単行本から文庫になる期間は、おおよそ 3年間が目安といわれています。 しかし、出版社や作者、作品ににより、 かなりの変動があります。 講談社ノベルスの場合は、(継続中のシリーズ ものはのぞき)、比較的この目安に忠実に 講談社文庫になることが多いです。 ほぼ3年で講談社ノベルスから講談社文庫に なった例が、多数あります。 辻村深月氏の諸作品は、その好例です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E6%9D%91%E6%B7%B1%E6%9C%88#.E9.95.B7.E7.B7.A8 逆に、講談社BOXは、遠い将来はともかく、 当分は文庫化されないものとみます。 講談社BOXは、統一された赤の表紙に銀の箱 といった高級感あふれる装幀にみられるように、 一緒の「ブランド」を意識しています。 多少高くても、「ここでしか読めない」という 販売戦略をとってい
一作家による世界最長の小説といわれる栗本薫さん(1953~2009年)の壮大なファンタジー「グイン・サーガ」(正篇(せいへん)130巻、外伝22巻)の世界を書き継ぐ試みが始まった。(文化部 佐藤憲一) 一続きの物語である正篇は作者の死で未完に終わったが、後輩の作家が、その舞台を借りた外伝の形で新しい命を吹き込む。 先月刊行の「グイン・サーガ・ワールド1」(ハヤカワ文庫)では3人の作家が、新しい「外伝」の連載を始めた。季刊で当面4冊を予定。日本SF大賞受賞作家の牧野修さんが辺境「ノスフェラス」の冒険譚(たん)を、栗本さんの小説講座で学んだ新鋭、宵野(よいの)ゆめさんは、海洋国家が集まる「沿海州」の陰謀劇を描く。主要人物の一人にかかわる草原の遊牧民の世界を舞台とした久美沙織(くみさおり)さんは、執筆歴約30年のベテラン。「光栄です。グインのファンを傷付けないようにと緊張したが、今は書くのが楽し
大きな約束/続 大きな約束 [著]椎名誠 [掲載]2009年7月12日[評者]重松清(作家)■じいじいと孫の時、ふんわりと温かく なんとも元手のかかった短編小説集である。2巻合わせて全20編、いずれも椎名誠さん自身の言葉を借りれば〈わたしの日常をそのまんま呆然(ぼうぜん)と書き綴(つづ)っているだけの「なんにもおきない」小説〉――確かに、物語は旅つづきの椎名さんの日常に寄り添ってゆるやかに流れ、小さなエピソードや回想をたどっているうちに、すとん、と終わってしまう。 だが、その短い一編一編には、時間が折り畳まれて層をなしている。収録1作目「こんちくしょうめ」の冒頭、要するに全20編の始まりとなる一文は、こうだ。〈フーテンの寅さんじゃないけれど、思い起こせばかずかずの恥ずかしき日々というのがある〉。椎名さんは「いま」を語りながら、自在に過去を振り返り、時の層に埋まった〈恥ずかしき日々〉のかけら
映画やドラマ、演劇など、エンタメ大好きな独身中年男 Marc の日記。基本は「感想文」ですが、Mac のことや手掌多汗症の治療体験記などもあります。なお当サイトへのリンクは自由ですがトラックバックは承認制です。 ホルモー六景/万城目 学 ¥1,365 Amazon.co.jp 「鹿男あをによし」 の万城目学さんによる「鴨川ホルモー」のサイドストーリー短編集です。 → 「鴨川ホルモー」感想 「鴨川ホルモー」 が期待以上に面白かったので、その記憶が残っているうちにと思い、急いで取り寄せて読んだのですが、 面白かったー!! (雄叫び) 「鴨川ホルモー」 は万城目さんのデビュー作だったせいもあって、構成の不備や描写不足がかなり気になったのですが、さすがに何作か書いた後の作品だけあって、これはまとまりもよく、読みやすい上に、「鴨川ホルモー」 の読後感にあった微妙な「不足感」がないのがいい (^^)v
2007年に発表された『鹿男あをによし』が直木賞候補になった小説家・万城目学のデビュー作『鴨川ホルモー』が映画化。2009年のゴールデンウィークに全国ロードショーされる。 タイトルの「ホルモー」とは京都に千年続くという謎の祭り。京都を舞台に「京大青龍会」という正体不明の怪しいサークルに入ってしまった大学生たちが「ホルモー」に翻弄される姿をバカバカしくもエネルギッシュに描いた作品だ。 二浪で京大に入学し、恋に友情にと奔走する主人公・安倍明を演じるのは山田孝之。そして機械解体が趣味でその大木凡人に似た髪型と風貌から「凡ちゃん」と呼ばれているオタク系メガネ女子を演じるのは、栗山千明。トレードマークの長髪を封印し、ギャップたっぷりのキャラクターとして登場する。 原作の世界観を守るべく、最先端のVFXを駆使しながらオール京都ロケで作り上げられた「ホルモーワールド」とスクリーンで出会えるだろう。 『鴨
浅見 光彦(あさみ みつひこ)は、内田康夫の推理小説浅見光彦シリーズに登場する架空の人物。主役として登場する素人探偵で、本業はフリーのルポライターである。 特徴[編集] 初登場は『後鳥羽伝説殺人事件』。モデルは当時内田を担当していた廣済堂出版(『後鳥羽伝説殺人事件』を最初に刊行した出版社)の編集者。 名家の次男坊で、ブルゾン姿でトヨタ・ソアラを乗り回すという「清潔かつスタイリッシュにしてフランク」が特徴。これは「変わり者でアナーキーかつ不潔」(金田一耕助など)や「背広姿でピシッとキマりすぎている社会人として完全無欠なインテリジェンス」(明智小五郎)といった従来の日本の探偵像と一線を画して人気を得る。また、「長身かつ甘いマスクの33歳で独身貴族」といった設定が女性層の人気をつかみ、彼の登場する浅見シリーズはレディースコミックなどにおいて漫画化されているものも多数見受けられる。 内田の執筆作の
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 すっかり忘れていたわけだが、続きを書いてみる。 『リアル鬼ごっこ』におけるもっとも有名な例、 二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた。 (『リアル鬼ごっこ』(文芸社), p.136) これは既に日本語として破綻している。いわゆる“非文”である。非文というのは、日本語の母語話者の感覚では不自然と判断される表現のことを指す。上の文は読むと、軽いトリップ感を味わうことができる。なにか、こう、異次元に飲み込まれたような、メビウスの輪の上を歩いているような、そんな感じ。 ポルナレフで表すと↓のようになる。 ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! |i i| }! }} //| |l、{ j} /,,ィ//|
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