現行のRadeon HD 4000シリーズでは、4800シリーズのコアと4600シリーズのコアでラインアップが分かれている。この区別を分かりやすく示しているのがメモリバス幅だ。4800シリーズは256ビット、4600シリーズは128ビットとなっており、128ビットのメモリハズ幅を持つRadeon HD 4770は4600シリーズの発展型と捉えることができる。ただし、そのほかのスペックは4600シリーズから大幅に引き上げられている。まず、ストリームプロセッサ数が640基という点に注目したい。これは、Radeon HD 4670の2倍で、Radeon HD 4830と同数というところがRadeon HD 4770の位置付けを考えるうえで重要だ。 スペック面でもう1つ注目したいのが、搭載するグラフィックスメモリだ。Radeon HD 4770は、Radeon HD 4800シリーズですら上位モデ