選挙運動中に支持者に挨拶する民主進歩党(DPP)の頼清徳候補。台湾・高雄で(2024年1月8日撮影)。(c)Yasuyoshi CHIBA / AFP 【1月11日 AFP】中国は11日、総統選を控えている台湾の有権者に対し、最有力候補で現副総統の頼清徳(Lai Ching-te)氏の当選は、台中関係にとって「深刻な危険性」をはらむ恐れがあると警告した。 台湾総統選は13日に投開票が行われる。世論調査では、台湾独立支持派で与党・民主進歩党(DPP)党首の頼氏が総統選の有力候補とされている。 台湾政策を担当する中国の国務院台湾事務弁公室は11日、「台湾の同胞の大半が、DPPの『台湾独立』路線がもたらす大きな不利益と、台中対立を扇動する頼清徳の深刻な危険性に気付くことを心から願う」との声明を出した。 また、「もし頼政権が発足すれば、頼氏は『台湾独立』に向けた分離運動をさらに押し進め、台湾海峡(