世界の針路を決める50人 資本主義の未来は――フィナンシャル・タイムズ(1) 2009年3月18日(水)08:00 (フィナンシャル・タイムズ 2009年3月10日初出 翻訳gooニュース) 「存亡の危機と戦う最前線」 FT編集局長ライオネル・バーバー 2001年9月11日のテロ攻撃で、非国家的な勢力でも世界最強の国に対して非対照的な戦争を仕掛けることができるのだと、その脅威が明らかになった。しかしそれでさえ、経済的な影響は、対応可能な範囲のものだった。それに比べると現在の国際的な信用収縮は、「ヒト・モノ・資本の自由な移動」という1989年以降の世界的な繁栄モデルを存亡の危機にさらしている脅威なのだ。 危機に取り組み、危機後の秩序を作り出すには、政治的な指導力が必要だ。さらに重要なのは、国際的な協調・協力だ。この意味においては個人と同じくらい、ネットワークが重要だと言える。すでに