先日、「コワモテでネコにモテモテ」という記事を書いた。自分がコワモテになったのはともかく、登場したネコたちもかなりのコワモテだった。 しかし驚いたのは、記事を読んだ方たちから「ネコがかわいい」といった感想をいただいたことだ。ちょっと待ってくれ、あの記事のネコは相当おっかなかったはずだぞ。 感じ方は人それぞれというのは当たり前のことなのだが、「動物=かわいい」というイメージはかなり強いものだと思う。今回はそこに疑問を呈したい。動物に「かわいくなさ」を求めたい。 そういうわけで、自分の中の鬱屈した気持ちをどうにかするために、動物園に行ってきました。 (小野法師丸) ●動物たちに対する屈折した気持ち 「動物=かわいい」という強固な図式。確かにそれは認めざるを得ないのだが、それゆえに抵抗したい気持ちにもなる。 中学生の頃、クラスの女子たちが動物に対してあげる「かわいい~」という歓声をどれだけ苦々し