【知っ得】120円で11時間 2府4県! ルールを守り「大回り」で行くJR線の旅 楠川傘 2015年9月13日 突然だが、「大回り」という言葉をご存知だろうか? 「大回り」とは、JRに設けられた『大都市近郊区間の乗車特例』のこと。鉄道好きの方々のなかで使われている言葉である。 簡単に言うと、大都市近郊区間内でルールを守れば、乗車した駅から目的駅まで「大回り」しても最短距離の運賃で乗車できる、つまり「初乗り切符で長距離の旅ができる」ということなのだ! 例えば山手線。渋谷から新宿に行こうと思うと、最もスムーズなのは山手線外回りで原宿、代々木を通過し新宿に到着となる。しかし、あえて内回りの車両に乗車し、五反田や東京、秋葉原、池袋を通過して新宿に向かって良いということである。 もちろんルールはある。簡単にまとめると以下のとおり。 ・大都市近郊区間の指定の範囲、路線を使う。 ・目的駅までの通過駅で改