ソフトバンクは2013年6月21日、定時株主総会を開き、米スプリント・ネクステル買収の進捗状況などについて説明した。孫正義社長は「まだ油断できないが、形勢は逆転して大きく前進した」として、7月上旬の買収完了に自信を示した。株主からの提案を受け、ソフトバンクモバイルの加入者同士だけでなく、イー・アクセスやウィルコムの加入者とも通話を無料化すると公約した。 孫社長はスプリント買収について「暗雲が立ち込めているとの報道が出ているが、買収に必要な4種類の許認可のうち、3つ(証券取引委員会、対米外国投信委員会、司法省)は得た。残るはFCC(連邦通信委員会)のみだが、手続きは順調に進んでおり、近い将来、確実に得られる」とした。 米衛星放送のディッシュ・ネットワークが対抗の買収提案を出したが、ソフトバンクも買収総額を積み増して対抗した(関連記事)。ディッシュは対抗提案を断念すると発表(関連記事)しており
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