Postfix 3.1 がリリースされました。 個人的に気になった新機能は JSON-format Postfix queue listing. Destination-independent delivery rate delay の2つです。 JSON形式キュー表示 今までは mailq や postqueue -p コマンドで次のような表示がされていました。 ~% postqueue -p -Queue ID- --Size-- ----Arrival Time---- -Sender/Recipient------- 8A9AE6EF 275 Sun Mar 6 23:47:06 sender@example.com (deferred transport) rcpt1@example.net rcpt2@example.net 94AC010A! 298 Sun Mar 6 23
ここでは、PostfixをSMTP-AUTH対応にするための解説を行います。SMTP-AUTH認証は、出張先や旅行中、出先などでメールを送信したい場合に効果を発揮します。通常、メールサーバーは第三者中継を拒否する設定にしているため、外部ホストからメールを送信する際は、第三者中継とみなされ、メールを送信することはできません。そこで、SMTP認証を使うことによって、MTAにアクセスしてきたクライアントに対してリレーを許可することができるようになります。SMTP認証は、内部でSASLという認証旗鼓を使っているため、設定は、cyrus-sasl とPostfix の双方で行います。以下でその方法について具体的に説明していきましょう。なお、既にcyrus-sasl がインストールしてあって、Postfixが正常に稼動していることを前提として話を進めています。もし、これらの前準備がまだ出来ていない方は
リレー先メールサーバがSMTP認証しか受け付けないだとか、TLS/SSLだったりとかで設定がいろいろ変わります ここではそれぞれのケースに応じた設定を記載していきます SMTP認証のない相手へのリレー設定 リレー先メールサーバが特に認証がない場合は設定は簡単です Postfix設定ファイル(/etc/postfix.main.cf)に以下を設定するだけです relayhost = [SMTPホスト]:ポート番号 relayhost = [IPアドレス]:ポート番号 relayhost = SMTPホスト名:ポート番号 ポート番号は25番や587(サブミッションポート)が一般的です []で囲むとMX検索しません Postfixをリロードして設定を有効にします # /etc/rc.d/init.d/postfix reload 自身のメールサーバをSMTPクライアントしてリレーサーバにメールを
Postfix Advent Calendar 2014 の 25日目の記事です。 最終日の今回は、Postfix の VERP (Variable Envelope Return Path) 機能を紹介します。 VERP とは何なの? VERP とは qmail 由来の拡張アドレスを利用した機能であり、 Postfix 1.1 からサポートしています (拡張アドレスについては 4日目の記事に解説がある ので参照のこと)。 Postfix でメールを送信する際に VERP の利用を指示すると、 送信者アドレスの拡張アドレス部に宛先アドレスの情報が埋め込まれるようになります。 たとえば、あるメールを送信者アドレス info@example.jp、 宛先アドレス alice@aaa.example.com と bob@bbb.example.net として送信するときに VERP を有効にする
Postfix Advent Calendar 2014の 24日目の記事です。 未完成のまま長期間放置してすいません、ほかにもまとまった記事がありますので削除します(2016/8/2) すいませんが、完成していません。 (2014/12/24, 22:24) 某所に提出する資料を兼ねてるため、近日中に最後まで完成させます。 Register as a new user and use Qiita more conveniently You get articles that match your needsYou can efficiently read back useful informationYou can use dark themeWhat you can do with signing up
ずいぶんと長い事書き込みをしていない・・・ インストールを目的として書き込みをしていたので、ネタが尽きた(笑) 今後は、使い方に関して(というか、使っていて)こういう場合はこうする・・・ みたいな書き込みをしようと思う 今回は、Postfixの「smtpd_client_restrictions 」を説明 postfixの設定ファイルは「/etc/postfix/main.cf」 「smtpd_client_restrictions 」はデフォルトは全ての接続要求を許可する 制限をかける場合は、カンマで区切って指定する(主なものを記載) ・check_client_access (アクセス制限をかけるデータベースを別に設定する) ・permit_mynetworks ($mynetworksにリストアップしたものにマッチする場合は許可) ・reject_unknown_client (接続
sendmailからPostfixに移行する場合に、Postfixでどう設定すればよいか困るのがmailertableの設定。 たとえば、次のような外部メールサーバ1台と内部メールサーバ2台あり外部メールサーバ環境から内部メールサーバへの静的配送先がプライマリとセカンダリとなっている場合、 sendmailで一般的なmailertableでは次のように設定されていることが多い。 example.com smtp:[192.168.1.1][192.168.1.2] DNSを使わない環境で静的配送による冗長化はmailertableでは当たり前のようにできるがPostfixで同じことを transport_mapsに上記のように記述しても想定通り動かない。 次のように設定するとmailertableの設定と同様な動作になる。 (1)transport_maps ドメイン別の配送を行う
postfix からメールするときに relayhost に gmail を指定していましたが、もう1か所 relay したくなり少し調べました。 詳細はここに書いてある通りですが、肝心の部分だけピックアップしておきます。 まず、relayhost を2つ記述します。 複数行指定した場合は下の行が優先されるようです。 relayhost = [smtp.gmail.com]:587 relayhost = [smtp.abc.com]:587 次に、transport_maps を指定します。 transport_maps = hash:/etc/postfix/transport transport_maps のファイルは次のように記述します。 abcdefg.co.jp smtp:[smtp.gmail.com]:587 * smtp:[s
前回はPostfixをインストールしてメール送信できるようにしたが、そのまま送ると差出人がユーザ名@ホスト名 (前回の例では、hoge@localhost.localdomain)となってしまいます。 自分だけに送るのであれば、これでも良いのですが、他の人に送る場合、PCメールは迷惑メールフォルダに入ってしまいます *1。 迷惑メールフォルダに入るだけなら、 送信者に迷惑メールフォルダも確認するように注意を促せばいい *2 のですが、携帯のメールアドレスに送る場合はなりすまし規制が厳しいので弾かれてしまい、メールが届かない場合があります。しかも、弾くのは携帯キャリア側なので、送る側のメールログを見ても正常に送信できていることがあるので事象を把握するのが難しいです。 そのまますんなり受信してくれればありがたいのですが、近年増加するスパムメールやなりすましメールのせいでメール事業者や携帯キャリ
Postfix で 外部からメールを送信できないときにチェックすること
Postfix で Submissionポート(サブミッション・ポート)& SMTP-AUTH(認証)を使ってみる
Postfix でメールリレーの設定 (SMTP クライアント + SMTP Auth) 提供:maruko2 Note. 移動: 案内, 検索 目次 1 メールリレーの設定 2 リレー先サーバーがSMTP認証(SMTP-AUTH)を要求する場合の設定 2.1 main.cf の設定 2.2 smtp_sasl_password_maps の書き方 3 リレー先サーバーがSMTP認証とTLS暗号化を要求する場合(Gmailにリレーする設定) 3.1 main.cf 3.2 エラーログの例 3.3 参考ページ 4 脚注 メールリレーの設定 ローカルメール以外をリレーさせる設定。 main.cf relayhost = [mail2.example.com] relayhost = [mail.example.com] [hostname] のように、転送先ホスト名を [ ] で囲むと MX検
CentOS6.2のPostfixがデフォルトでIPv6対応になっているため、OSでIPv6を無効にした場合に下記のような警告を出力する。 # newaliases newaliases: warning: inet_protocols: IPv6 support is disabled: Address family not supported by protocol newaliases: warning: inet_protocols: configuring for IPv4 support only postalias: warning: inet_protocols: IPv6 support is disabled: Address family not supported by protocol postalias: warning: inet_protocols: con
AWSでメールシステムというと、メールを送信するためのAmazon SESという機能(関連記事 : Amazon SESでSPFとDKIMを用いて高信頼なメールを送る)がありますが、メールを受信する仕組みはMTA on EC2で構築することになります。 一般的なMTAの可用性確保および負荷分散はDNSラウンドロビンで行うことが多いですが、ロードバランサを用いたインテリジェントな負荷分散の構成もレシピとして欲しいところですよね。 そこで今回は、ELB + Postfix on EC2の構成をご紹介します。ポイントは、ELBに"Proxy Protocol Support"を追加する点です。 ELBの新機能として注目されているProxy Protocol Supportですが、アプリケーション側の対応が必要なため具体的な構成例がなかなか出てこない状況なので、ELB Proxy Protocol
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※パラメータは複数行に書くことができ、次の行の先頭を空白スペース(またはタブ)にすることで続きになる 逆に普通の行は先頭から始めなければいけない(空白スペースを空けてはダメ) ▲パラメータと同じ行にコメントは付けられないことにも注意 複数値を区切るときは、カンマ、スペース、タブ、新しい行 のいずれかを使う パラメータの値が / から始まるときは、ファイルへのパスと見なされる $をパラメータ値の前に置くことで、設定済みパラメータ値を参照できます ■/etc/postfix/main.cf で設定する myhostname = mail.example.com 自ホストのホスト名を指定(FQDN 形式で、かつ DNSで引けること) 逆引きも要チェック mydomain = example.com 自ホストのドメイン名を指定 mydestination = $myhostname, localh
さて、apacheでサクッと複数ドメインは設定できたがそれらのメールアドレスはどうするの?という問題。dovecotでもいいが、一番簡単なのは、 virtusertable でgmail.comへ飛ばす方法。 /etc/postfix/main.cf の最下行に以下2行を追加 virtual_alias_domains = hoge1.com , hoge2.info virtual_maps=hash:/etc/postfix/virtusertable 次は /etc/postfix/virtusertable に振り分けをテキストで書く info@hoge1.com hoge@gmail.com info@hoge2.info hoge@gmail.com 保存したら、 sudo postmap /etc/postfix/virtusertable で virtusertable.d
ここ最近は MTA (Message Transfer Agent)について・・・いや、もっとわかりやすく言うとメールサーバについてお勉強中です。 ネットワークレイヤーは元々苦手分野で MTA まわりも本当に様々な仕様があってうんざりなのですが、今日は 554 5.4.6 Too many hops というエラーについて調べていたので備忘録兼ねて情報をまとめておこうかと思います。 554 5.4.6 Too many hops とは何か? 554 という数値は MTA から返されるエラー番号。5xx 系なので意味的には Server-Error となります。 Too many hops の意味は、送信しようとしたメールが MTA で設定されている最大ホップ数を超えたために相手先へメールが届かないことを意味します。ホップ数とは、本来の意味ではメールが宛先に届くまでに通過するメールサーバー数を
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