【2022年3月に書いたものです。長く書いたものを縮めたので一部論理ステップを飛ばしているところがあります。「#うちで治そう」「#四日間はうちで」という棄民政策が再導入されている中で、情報としても多少の意味はあるかと思い、アップします。いつもながら、論は極めて保守的です。なお、タイトルにある"[1]"は注番号であって、同タイトル記事の連番を示すものではありません。】 1. はじめに ジャーナリストの佐々木俊尚氏は、「正しい」情報を得るために、信頼できる専門家を見極めること、そのために専門家を「群れ」で追うことを提唱しています[2]。このような指針は、情報リテラシーの基本と乖離しているのですが[3]、情報や知識をめぐる評価の問題を専門家の信頼性という人の話しに置き換えているという単純な点から、特に情報リテラシーの理論を知らなくても、ただちに不適切であることがわかるものです(「情報リテラシーの