毎日のルーティン 先代猫のおむすびは、私が帰宅すると必ず玄関までお出迎えしてくれた。 寝ていても、すぐに起きてやってきた。 開いてない目をしょぼしょぼさせながら眩しそうに出迎える様子は、とても可愛かった。 今日は出てこないな、おかしいな、と思いながらリビングに入ったら、ちょうどトイレから出てきて駆け寄ってきたこともあった。 さすがにトイレは途中でやめられないからね。 私より帰宅の遅い三太のことも、迎えに行っていた。 まるで待っているかのように、玄関にちょこんと座っている姿もよく見た。 寝ている時でも、カギのまわる音で飛び起きて玄関まで走っていった。 三太がドアを開けて入ってくるのを見ると、ニャーニャーニャーと盛大に鳴く。 嬉しそうにも聞こえるし、「遅いじゃないですか!」と文句を言っているようにも聞こえた。 毎日のお出迎えを欠かさなかったおむすびは、猫エイズを発症するまで、お出迎えを毎日のル