◆ハードルを上げ、3年間延長 新年度に入り、自動車の税制が刷新された。2009年度から3年間実施された「エコカー減税」は、対象となる車のハードルを上げることで、引き続き14年度まで3年間延長される。また、購入翌年の自動車税が軽減される「自動車グリーン税制」も内容を見直して2年間延長された。 新たなエコカー減税は、2015年度燃費基準に対するJC-08モードでの測定燃費の達成度を基本に減税や免税措置が講じられる。新旧制度の大きな相違点は、旧制度では75%減税が最高だったガソリン車も、新制度では免税の対象になり得ることだ。いわゆる“第3のエコカー”には、追い風となる。 新しい制度での減・免税ルールは、次のようになっている。 ●次世代自動車 EV、PHV、クリーンディーゼル車など:免税 ●ガソリン車およびHV 15年度燃費基準に対するJC-08燃費 +20%達成:免税 +10%達成:75%減税