中国自動車大手の上海汽車(SAIC)は11月30日、インドの鉄鋼メーカーJSWグループと戦略的協力協定を締結したと発表した。急成長するインド自動車市場の事業強化のため、上海汽車はJSWグループから増資を受け入れ、市場シェア拡大で協力する。JSWグループは上海汽車傘下のMGモーターインド法人(MGインド)に増資し、出資比率は35%となる見通しだ。 上海汽車はインド市場の発展の可能性を指摘した上で、両社は協力してよりグリーンでスマートなモビリティー製品・サービスを創造し、ブランドの影響力と市場シェアを継続的に拡大することを目指すとした。 JSWグループのパース・ジンダル氏は「今回の戦略提携では、次世代インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV、注)、内燃機関車の商品リリースを含め、グリーン交通ソリューションの創出に重点を置く。合弁会社の主な目標は、EV(電気自動車)のエコシステムを構築し