北海道議会の自民党・道民会議の小畑保則議員(65)=釧路市選出=が、今月行った欧州視察の際、航空機内で他の乗客と口論したり、客室乗務員に暴言を吐いたりしていたことが22日、議会関係者への取材で分かった。加藤礼一議長によると、小畑議員は議員辞職願を提出した。議長は辞職を許可する見通し。小畑議員は現在3期目。 関係者によると、小畑道議は欧州連合(EU)の農業・環境政策を調べる道議会の海外調査団の一員として渡欧。13日に成田をたったフランクフルト行きの日本航空機内で、リクライニングシートを倒す角度をめぐり他の乗客と口論になった。また、仲裁に入った客室乗務員にも暴言を吐いた。小畑道議は当時、酒を飲んでいたという。 議会事務局によると、調査団はドイツとフランスで酪農家やワイナリーを訪れ、19日に帰国した。