9月3日、統一協会(世界基督教統一神霊協会、統一教会)の教祖・文鮮明氏が死去した。92歳だった。教団はその日から約2週間、教会を一般開放し、弔問の受付と追悼の祈祷会を行った。 教団では文氏は「再臨のメシア(救世主)」とされ、2013年1月13日に文氏による「地上天国」が実現されることになっていた。教団では、この日を「基元節」と呼んでいる。しかし結局、文氏は「地上天国」を実現しないままこの世を去った。 「再臨のメシア」が残したものは、霊感商法や偽装勧誘でいまだに日本社会に迷惑をかけ続ける宗教組織。そして入信した息子や娘の所在もわからない親兄弟、信者に脱会するよう説得しても聞き入れられず断絶してしまった家族。また、脱会はしても、在籍中に費やしたカネや時間、違法伝道に従事させられたことなど、いまだにそれぞれの後悔を抱えた人々。「地上天国」とはほど遠い風景が広がっている。 しかも、文氏が死去したと
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