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ブックマーク / www.france10.tv (6)

  • 成田空港反対は、決して「過激派の反政府運動」ではなかった、という告発まではいいのだが… 『三里塚に生きる』映画評 by 藤原敏史・監督 | 日仏共同テレビ局フランス10

    東京の玄関口の成田空港がまったく使い勝手の悪い、時代遅れな空港であることは、今後のグローバル化されて行く世界のなかでの日経済の生き残りにとって、数年前に巷間に大騒ぎされた「携帯がガラパゴス」よりも遥かに深刻なガラパゴス問題である。東京都の副知事、知事だった頃の猪瀬直樹氏などは再国際化する羽田空港への一化を公言していたし、国土交通省でも内部ではそれが既定の大方針になっている。 だが成田空港はあまりに大きな犠牲を払って作られた空港であり、だからこそ廃止ないし縮小という方針に千葉県が猛反対を続けているため、国の側でもおおっぴらに論じることができない。メディアが気で取り上げさえすれば、千葉県の自民党は壊滅するのかも知れない。 成田空港の未来は無用の長物に近い。 とはいえそこまで犠牲の大きかった建設経緯の後遺症として、当初計画の滑走路の半分しか今でも完成しておらず、夜間発着ができず国際ハブ空港

    成田空港反対は、決して「過激派の反政府運動」ではなかった、という告発まではいいのだが… 『三里塚に生きる』映画評 by 藤原敏史・監督 | 日仏共同テレビ局フランス10
  • マスメディアが報じない安倍「米国」演説のあまりに貧相で空疎な内容 by 藤原敏史・監督 | 日仏共同テレビ局フランス10

    安倍晋三首相は、不思議な運にだけは妙に恵まれた総理大臣である。今年の一月の中東歴訪では自らの不用意な演説の結果、イスラム国に拘束されていた邦人が突然日政府相手の脅迫の人質として使われてしまった。元からなにも考えていなかったし中近東情勢について驚くほど無知だっただけに、安倍内閣は無策でなにも出来ないまま、政府と日のメディアがイスラム国にさんざん弄ばれた挙げ句、2人の邦人の殺害がネットで公開された。内閣総辞職ものの事態に陥ったはずが、逆にそれまで明らかに冷却化していた日米関係が「テロとの戦争」での「テロ被害国の日への連帯」ということで好転に向かって来ている。 とはいうものの、安倍とその周囲が国内で盛んに喧伝したがっている歴史修正主義的な主張が東アジアの安定を揺るがせ、オバマ政権とアメリカのメディアの不信を買っている事態は、一向に変わっていない。そこで安倍が今年の戦後70年の機会に、50周

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  • イスラム国・邦人人質事件でマック赤坂が立ち上がる | 日仏共同テレビ局フランス10

    イスラム国で人質になっている邦人ふたりを解放するために、マック赤坂「スマイル党」総裁が2015年1月21日から、街頭宣伝を開始した。以下、マック赤坂総裁の声明である。 平和の党スマイル党からの緊急提言 ====即刻日政府は2億ドルの身代金を払いわれら日人の同胞を救え!!!!!! *今の日はどうだ?人命第一が昔の良き日のふるさとであった、今は人道主義よりも国際協調というバカげた政府のプロパガンダによって良き日原点がなくなりつつある! *人の命というものは政治を超えるもの! *積極的平和主義?くそくらえ!!日人の同胞の命と引き換えに戦争への道に加担すること!スマイル党は絶対的人道主義であり国際協調という相対的な問題ではない! *しいて言うならば過去70年間戦争がなかったのは核兵器などの相対的抑止力が働いたからではなく人類の英知という絶対的人道主義が働いたからだ!!! *2億ドルの原

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  • これはテロでなく集団殺人事件だ Parisシャルリ・エブド襲撃事件を斬る-藤原敏史・監督 | 日仏共同テレビ局フランス10

    1月7日に襲撃・大量殺人事件が起きたフランスの週刊風刺マンガ紙(日でイメージする「新聞」では必ずしもない)「週刊シャルリ(シャルリ・エブド)」の発行部数は、約3万だという。事件の夜にパリのレピュブリック(共和国)広場に集まった群衆は3万5000。この数字の不均衡と、にも関わらずのおそろいの『Je suis Charlie 私はシャルリ』という黒地に白抜きのプラカードには、なにか不気味さが漂う。 シュルリ・エブドの出発点は週刊「ハラキリ」 「真実を探究したジャーナリストが凶弾に倒れた」というが、この週刊新聞は事実を直接報道するのではなく、掲載するのはそれをネタにした辛口の風刺だ。風刺にはよりシャープな真実を見る目が必要だ、と言われれば話がズレていないかと思いつつも反論はしにくいが、しかし巷間に報道される内容から受けるこの事件のイメージが必ずしも精確とは言えないことだけは確かだ。いやもっと言

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  • 東京国際映画祭の限界と可能性 by 藤原敏史・監督 | 日仏共同テレビ局フランス10

    東京国際映画祭が今年も終わった。開会式にアニメ化された人気マンガのキャラクター着ぐるみが登場したり、新聞の全面広告や会場近くの六木駅に貼られたポスターで「ニッポンは世界中から尊敬されている監督を産んだ国」というコピーと共に黒澤明監督の写真が宣伝で使われたり、会場の六木ヒルズにはパトレイバーの実物大模型が立ち、大々的に宣伝されるクロージング作品もマンガ原作の商業映画『寄生獣』…と、この映画祭はなぜこうも、目につくところがちっとも「映画的」ではなく、なにか小児的で文化的な匂いや品性に欠け、そしてちっとも「国際」でなくどこまでも内向きのか、首を傾げるのは確かだ。 世界中どころか日国内だけでも映画祭はたくさんあるが、東京国際映画祭(以下TIFF)はカンヌ、ヴェネチア、ベルリンと並ぶ数少ないクラスA映画祭である…といってレギュレーションの格付けがそのまま映画祭の評価に結びつくわけではなく、この

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  • マリーヌ=ルペン「国民戦線」党首が初代ルペンを差別発言で更迭か | 日仏共同テレビ局フランス10

    欧州議会議員選挙で第一党に躍進したフランスの極右政党『国民戦線』がジャンマリー=ルペン名誉党首(85)の問題発言で揺れている。6月6日に公開された動画の中でルペン名誉党首は仏歌手でユダヤ人のPatrick Bruel氏らが国民戦線を批判していることを受け 「驚きを感じない。今度はこちらが丸焼きにしてやる(窯に入れてやる)」 と挑発的発言を行ったところ、窯(fournée)がアウシュビッツを想起させるため、「反ユダヤ的発言」だという非難がフランス中で巻き起こった。アウシュビッツを「歴史の細部に過ぎない」と以前に発言して物議を醸したこともあるルペン名誉党首は「Bruel氏がユダヤ人だとは知らなかった」と弁明するが、娘のマリーヌ=ルペン党首は「国民戦線の立場に反する」と批判し、党Webに常時掲載されていたパパ・ルペンのblogを削除する措置に出た。 パパ・ルペンは再掲載を求める公開書簡をマリーヌ

    マリーヌ=ルペン「国民戦線」党首が初代ルペンを差別発言で更迭か | 日仏共同テレビ局フランス10
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